第5回「ドラマ・映画だけじゃわからない! 原作マンガの凄味」

Page 4 ゲキコミが提案する『めぞん一刻』

ゲキコミが提案する実写版『めぞん一刻』

めぞん一刻 1 (ビッグコミックス)
『めぞん一刻 1 (ビッグコミックス)』
高橋 留美子
小学館
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さてゲキコミは、単なるマンガ批評にとどまることを良しとしません。言いっぱなしではなく、建設的な提案や反省をしながら進化していく。それがゲキコミの姿勢です。ここからは、少し趣向を変えて「原作を読む気にさせるキャスティング」を勝手に考えてみようと思います。

個人的に大好きな『めぞん一刻』(高橋留美子)は、過去に何回か実写化されている作品ですが、映画版では石原真理子、テレビドラマでは伊藤美咲が主人公の音無響子――「管理人さん」を演じていました。しかしゲキコミのHAKUEIとしては違う提案をしたい。原作を読んだ方ならおわかりでしょうが、管理人さんに必要なのは素朴さと清潔感に加えて、そこはかとなく漂う筆舌に尽くしがたいエロティシズム。未亡人という設定といい、年齢不詳に見えるビジュアルといい、そこにエロなくして管理人さんというキャラクターは成立しないのです。しかし高潔ともいえる清潔感とエロの両方を持ち合わせた女優さんというと、なかなかいない。

まずは年代を無視して考えてみました。ノミネートされたのは、鈴木京香、安めぐみ、鈴木保奈美、内田恭子、竹内結子、大原麗子、上戸彩、長澤まさみなどなど。ギョーカイ事情や予算を無視して、好き勝手に妄想する。これぞクリエイティビティの真髄です(笑)。

鈴木京香や鈴木保奈美は、かなりハマるとは思うんですが、少し渋い作品になりそうですし、上戸彩や竹内結子は監督や演出次第ですが、健康的すぎる。内田恭子や安めぐみは、彼女たちには申し訳ないのですが、いくらギョーカイ事情を考えないゲキコミとはいえ、このご時世でスポンサーを説得できる自信がありません(笑)。あくまでも実現できる建設的な提案でなければ、単なる飲み会でのたわごとになってしまいます。そこでゲキコミが提案する『めぞん一刻』の管理人さんは......。

綾瀬はるか! 実は先日アメリカに行ったとき、飛行機の機中で見た『おっぱいバレー』が非常に素晴らしかったんです。『行け! 稲中卓球部』のようなバカバカしさのある映画ですが、にも関わらず、綾瀬はるかはクライマックスで泣けるような演技をしていた。しかも、高潔とも思えるような清潔感に加え、肉感的なスタイルも持ち合わせている。相手役の五代裕作(ごだい・ゆうさく)役に嵐の二宮和也を配役すれば、どんなスポンサーからも文句は出ないでしょう。あとは交渉あるのみです(笑)。

他のキャストも考えてみました、いかがわしくてどこか裏がありそうな四谷さんは岸部シローか永瀬正敏。水商売をやっているアケミは少しヤンキーっぽさがあって、実は演技も上手い岩佐真悠子。アクの強くない二枚目といえる三鷹さんは谷原章介というようなキャストで、ぜひもう一度実写化をお願いしたいところです。

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