銀河のワールドカップ 川端裕人 (著) 【集英社】 定価1995円(税込) 2006年4月 ISBN-4087748073
配達あかずきん 大崎梢 (著) 【東京創元社】 定価1575円(税込) 2006年5月 ISBN-4488017266
鴨川ホルモー 万城目学 (著) 【産業編集センター】 定価1260円(税込) 2006年4月 ISBN-4916199820
柳生雨月抄 荒山徹 (著) 【新潮社】 定価1890円(税込) 2006年4月 ISBN-4104607029
評価:★★★★ いいんですか?いいのかなぁ〜?この『荒山伝奇』の奇想天外さ、歴史上の出来事の新解釈。 柳生新陰流の血を継ぎ、柳生の剣の遣い手である友景。陰陽師の幸徳井家に養子に入り陰陽道もバッチリ、美貌は女と見間違うほど。そんな友景が魑魅魍魎の跋扈する江戸時代、淀君すり替え事件や関ヶ原の戦いを決した小早川秀秋の乗っ取られ事件に挑む。全ては恨の流れを汲む、朝鮮の日本征服組織「征東行中書省」の陰謀。彼らとの壮絶な妖術争が繰り広げられる。さらに最後の決戦は朝鮮半島へ場所を移し、朝鮮柳生の友景そっくり美男子・眞純との戦い。 このあらすじでは、何が何だか……ですが、全編手に汗握る面白さ。しかし、完全没頭するのを拒む引っ掛かりもある。それは、作者の「名前」に関する冗談。春日の局はいいとして、男装美人についてはあり得ない。『フィクションです』のしるしをそんなところに付けずとも……。 読後感:あり得ると思ってしまう新解釈
主婦と恋愛 藤野千夜 (著) 【小学館】 定価1575円(税込) 2006年6月 ISBN-4093797374
わたしを離さないで カズオ・イシグロ (著) 【早川書房】 定価1890円(税込) 2006年4月 ISBN-4152087196