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今月の新刊採点
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【文庫本班】2006年11月の課題図書
パイロット・イン・コマンド
内田幹樹 (著)
【新潮文庫】
税込580円
2006年9月
ISBN-4101160449
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
久々湊 恵美
評価:★★★☆☆
あんまりだ。あんまりです。これを読みながら飛行機で旅をするのは酷です。読了後まずは、飛行機に乗るのが怖くなりました。
たまたま読む前に飛行機に乗ったのですが、帰ってきてから読んでよかった!と胸をなでおろした次第。
容疑者の移送、騒ぎ出すクレーマー、意識不明の機長、麻薬組織も関係か!?
ってどんだけ不運が重なるんだよ!この状況下で飛行機に異変があったら。想像するだけで怖いです。
まあ同じような不幸な出来事が重なる可能性は限りなく低いけれど、事故発生の原因はまさに恐怖ですね。
元パイロットが書いただけあって、ものすごく細かく専門用語や実際のパイロットやスチュワーデスの会話を再現しています。
ちょっとした裏話的な感じのエピソードも面白かったです。
あ、でも最後の方のロマンスが濃厚だったので、照れちゃったかな。男のロマン!
とにもかくにも飛行機に乗るときは、きちんと救命胴衣の説明書を読もう、と決意しました。
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松井 ゆかり
評価:★★★☆☆
飛行機事故やら犯罪者護送やらいろいろトラブルは発生するが、根底にあるのは青春ラブコメディ的な趣である。著者自身が主人公と同じ国際線のパイロットだったとのことで、「もしや自分をモデルと思わせることによって、モテ自慢してるのか!?」(写真も仲代達矢風味の苦みばしったものを使用)という興味もわき上がる。また、非常事態であるにもかかわらず客室乗務員の胸元などに目がいってしまうなど、捨て身で笑いを取っていると読める部分もあったりと、突っ込みどころ多数。
自分の知識が詳細にわたる分野について書こうとすると、つい説明がくどくなりがちだが、あまりその点も気にならず読めた。ただしあとがきで著者は勤務で出向いた先での読書を楽しんでいたとあるけれど、この本が同様に飛行機に乗っていくような場所へ携帯するのに向くかどうかは疑問。飛行機が苦手なのにどうしても乗らなければいけないような方は、無事帰宅されてから読まれることをお薦めする。
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西谷 昌子
評価:★★★★☆
「そうなんだ!」「飛行機ってそうなってるんだ!」と驚きながら楽しく読めた。飛行中の旅客機内で不穏な事件が起こるというストーリーもさることながら、元パイロットだという著者ならではの、飛行機に関する詳しい知識が面白い。こう書くと計器や操縦方法といったマニアックなものが思い浮かぶが、この作品では客室にスポットを当てている。緊急時の避難の様子、そのときのフライトアテンダントの役割。それらが緊迫感のある描写と相まって、非常に面白く描かれている。繰り返し出てくる、「避難方法のパンフレットを読んだ人と読んでいない人では、事故の際の死亡率が大きく違ってくる」といった説明にも説得力がある。
ここまでスリリングに描けるのは、著者の知識はもちろんのこと、その文章力にあるだろう。ほとんど体験したことのない出来事を分かりやすく、かつ面白く読ませる。
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島村 真理
評価:★★★☆☆
現場を知っている人が書く現場、というのはリアリティがある。かつてパイロットだった著者(これを書いた当時はまだ現役)というだけで、なんだか重みが違うと思うのは私だけ?
第二エンジンが炎上し、機長2人が意識不明、動けるキャビンアテンダントは半数。乗客の命は?ジャンボの運命は?と、これだけで充分サスペンスなのに、国際犯罪をも混ぜ込んでしまっている。お腹いっぱいですよ!すごい!!と、感嘆の声はいくらでもでてくる。それなのに、この話は「ひまつぶし」で書かれたという逸話付。まったく驚きはつきない。
さて、飛行機パニックなんか読んじゃったら飛行機乗れないよーと思うところだが、ご心配することなかれ。飛行機の安全性についてもがっちり認識させてくれているのだ。非常口の確認、シートベルトの着脱の仕方、衝撃防止姿勢など知っているだけで生存率があがるのだそうだ。そういう点でサバイバル本でもある。なんともおいしい本ではないか。
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浅谷 佳秀
評価:★★★☆☆
ジャンボ機のベテラン機長という経歴を持つ作者の、業界ネタ満載のアクションストーリー。スポットが当たる登場人物ごとにシークエンスが区切られているが、映像が浮かびやすい文章で読みやすい。さすがにコックピットの中の描写には圧倒される。また傲慢な砧機長や、クレーマー乗客のような人物は実際いかにもいそうだ。CAという職業の華やかさの裏の、ストレスフルな実態がすごくリアルに描かれている。またクレーマー騒ぎ、護送される犯罪者、麻薬の密輸疑惑、エンジン炎上の非常事態、と次から次にネタを繰り出してこられて、あっという間に読んでしまった。また航空事故について、客観的な数字を挙げつつさりげなく読者を啓蒙してくれるような箇所などもあって、もうサービス満点である。さらには作者は、機内での安全装備品の説明ビデオなどをきっちり見ることの重要性を、あとがきでも述べている。いかにも、飛行機に乗る全ての人に安全な旅を提供する、ということにプロとしてこだわってきた人らしい文章だと思った。
ところで私は飛行機嫌いで、国内旅行はかなり遠いところでも鉄道を利用する。どうしても仕方なく飛行機に乗る羽目になったときは一応遺書を書く。乗ったらスチュワーデスさんを見て、こんな綺麗な人たちと一緒に死ねるんだから…と自分を慰める。作品中に、昨年14億人が定期航空を利用し、うち事故に巻き込まれて死んだ人は420人位だという数字が挙げられている。うーん…。
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荒木 一人
評価:★★★☆☆
執筆当時、現役パイロットだった著者の処女作で航空サスペンスという作品数の少ないジャンル。面白く、気楽に読める一冊。フィクションらしいが、本音があちこちにちりばめられている雰囲気。読後感は、へぇパイロットって格好いいだけの職業じゃ無いんだね。
ロンドン発NIA202便を操るのは、パイロット・イン・コマンドである「紅のタヌキ」こと砧道男機長、朝霧誠機長、そして主人公の江波順一副操縦士。 天候、要注意旅客(トラブルパッセンジャー)、特別旅客(被疑者護送)と刑事、縦割り組織による摩擦、種々の問題を内包したつつ飛ぶボーイング747-400型機。日本海上空、成田まで後少しのところで、大音響とともにエンジン炎上。
ちょっと御都合主義的な展開と、色々な要素を取り込み過ぎている感は否めないが、それなりに楽しい。どんな世界でも下らない人間は居るし、それを解決しようと真摯に頑張る人間がいるのだろう。シリーズ第二作の「機体消失」も読んでみたい。
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水野 裕明
評価:★★★☆☆
飛行機で護送される容疑者を口封じのために殺害する計画と、飛行機のエンジンが爆発するという事件が発生、しかもそれが関連しているのかどうかがわからず、麻薬の密輸(?)を思わせる謎もあり、読み出すと面白く、軽い気持ちでページを次々と繰っていくうちに読み終わってしまったというサスペンス作品。パイロットやキャビンアテンダントの実態とか、航空会社の体質とか元パイロットならではの知識が生かされていて(これって会社に対する愚痴?それとも不満?みたいな発言もあったりして……)、なかなかに興味深く、『グッドラック!!』の特別編として2時間ドラマの原作にすぐになりそう。通勤の行き帰りの電車の中で、2日程度で読めてしまった。
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