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迷った結果、ファンの方には申し訳ないのですが、あえて、俺は死者に鞭打つようなことを書きます。こんなにも生き生きとして、自分の人生を謳歌している登場人物たちを置き去りにしたまま、一人でこの世から去っていった作者に、俺は怒りと哀しみを感じざるを得ません。
在日韓国人の方々の「日本人なのに韓国人」という、引き裂かれた自我がもたらすとまどいが、悩み惑い迷い成長していく青春時代の思い出とともに語られていくさまは、まさに、この作者にしか書けない世界だと思います。☆ひとつ減点は、もし、生きて最後まで書いてくれたら、間違いなく埋まったはずなのに、という意味です。
残念です。ほんとに心底から惜しいと思います。
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