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定食と古本
最新刊
定食と古本

定食評論家・今柊二の世界

あるときは定食をモリモリ食い、あるときは立ちそばをずるずる吸い、そしてそのおいしさを地上1メートル50センチの目線で書く。
このたび『定食と古本』(本の雑誌社・刊)を上梓された定食評論家・今柊二とはいったい何者なのか?!
ここに著者プロフィールと、本人による全著作解説を一挙公開!
あなたも今柊二と定食の世界へいざ「いただきます!」。

今柊二 著作一覧
 
定本畸人研究

『定本畸人研究』
畸人研究学会(著) / アスキー / 1998年
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著作コメント
共著。機関誌『畸人研究』と『ガロ』の連載、そして書き下ろしを加えた初の単行本(共著だが)。もともとは青林堂から出る予定だったが、いろいろあって不可能となり、担当編集者の白取さんが、青林堂の近くにあったアスキーの編集者を紹介してくれた。反響の大きい本で、毎日新聞の書評に出た。そのときとりあげてくれたのがなんと荻原魚雷さんだった!

 
畸人さんといっしょ

『畸人さんといっしょ』
畸人研究学会(著) / 青弓社 / 1998年
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著作コメント
畸人さんとともに、UFOを呼んだり、パフォーマンスをしたりと活動を共に行って畸人を深く理解しようという素晴らしい企画の一冊。『定本畸人研究』とほぼ同時に作成を行っていた。担当だったM(女性)さんはお元気だろうか。共著。

 
プラモデル進化論 ゼロ戦からPGガンダムまで

『プラモデル進化論 ゼロ戦からPGガンダムまで』
イースト・プレス / 2000年
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著作コメント
『定本畸人研究』の関係でアスキーの編集部と関係ができた。「今度ガンダムの雑誌をつくるから。今さん詳しかったよね?」ということで、機動戦士ガンダム20周年の雑誌『G20』(1998年創刊)に参加し、ガンプラのことを書いた。するとイースト・プレスの編集者の人たちが面白がってくれて、「いっそ模型史の本を」と言われて書き上げた一冊。模型の雑誌は重くてかさばる。この頃から自宅の書庫が大変なことになっていった。

 
定本畸人研究Z

『定本畸人研究Z』
畸人研究学会(著) / 筑摩書房 / 2004年
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著作コメント
『定本畸人研究』を見てちくまのMさんが声をかけてくださり、ついに文庫化! ロボットアニメなどでも、再登場するとZとかAとかついて強そうになるだろうということでこの書名となった。共著。

 
ガンダム・モデル進化論

『ガンダム・モデル進化論』
祥伝社 / 2005年
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著作コメント
『プラモデル進化論』を読んだ祥伝社のMさん(私の担当はMさんが多いな)が新書創刊の一冊として書き下ろしてくれと言われてなんとか書き上げた一冊。『定食バンザイ!』と重なっていて厳しかったな。

 
定食バンザイ!

『定食バンザイ!』
筑摩書房 / 2005年
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著作コメント
南陀楼綾繁さんが「今さん、定食好きだったよね?」と交通新聞社の『東京定食屋ブック』に誘ってくれた。この本は結構売れたこともあって、ちくまのMさんから「定食でつくりましょう」ということで仕上げた。私の単著としての定食本の一冊目。とてもよく売れた。そうだ、『まぼろしチャンネル』というWEBサイトの連載もこの本に入れたのだった。

 
しみったれ家族

『しみったれ家族』
畸人研究学会(著) / ミリオン出版 / 2005年
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著作コメント
機関誌『畸人研究』は、ファミリーレストランで夜中に同人の黒崎と打ち合わせしてつくることが多いが、この当時から夜中にも家族がいることが目立ってきた。どうも日本の家族の行動形態が変化しているのではないかということで、機関誌『畸人研究』で別冊「しみったれ家族」をつくりあげ、それをもとにミリオン出版のYさんが単行本にしてくれた。その後日本中はさらに「しみったれて」いった。共著。

 
がんがん焼肉もりもりホルモン

『がんがん焼肉もりもりホルモン』
筑摩書房 / 2006年
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著作コメント
今度は焼肉とホルモンにしぼってつくってみましょうとMさん。ただ、私は酒をあまり飲めないので、どうしても定食的に食べてしまう。それにしても都内にはおいしいホルモンの店が多いことがあらためて判明。自分の「食」世界が広がった一冊。

 
定食ニッポン

『定食ニッポン』
竹書房 / 2007年
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著作コメント
『まぼろしチャンネル』を見ていた竹書房のSさんが連絡してきてくれて、本を一緒につくりましょうということになりできた本。カラー写真も入って充実の一冊。

 
かながわ定食紀行

『かながわ定食紀行』
神奈川新聞社 / 2009年
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著作コメント
『オール讀物』でかの東海林さだお先生と対談することができ、それを読んでいた神奈川新聞のS文化部長(当時)から連絡があり、日曜版で「かながわ定食紀行」が連載開始。それをまとめた一冊で、とてもよく売れた。

 
定食学入門

『定食学入門』
筑摩書房 / 2010年
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著作コメント
今度は定食を学問としてとらえるとどうかという視点からつくりあげた一冊。定食史を調べあげたおかげで、様々にやりたい食べ物関係のテーマが見えてきたという側面もあった。

 
立ちそば大全

『立ちそば大全』
竹書房 / 2010年
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著作コメント
東京新聞で「立ちそば」の連載をしばらくしていたのをもとに、大幅な書き下ろしを加えて完成。私の場合、定食でも立ちそばでも完食することが主義だが、本書は厳しいスケジュールでつくったこともあって、2009年の年末に一日3食立ち蕎麦を食べたこともある。さすがにもっとゆっくり食べたいものだとも思った。

 
かながわ定食紀行 おかわり!

『かながわ定食紀行 おかわり!』
神奈川新聞社 / 2010年
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著作コメント
神奈川新聞の連載はおかげさまで好調。ついに第二弾も発売となり、2012年秋には第三弾の『もう一杯』も出る予定。連載はまだまだ続く。

 
定食と文学

『定食と文学』
本の雑誌社 / 2010年
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著作コメント
『定食学入門』で文学と定食のことを書きたかったと記したら、本の雑誌社のMさんより連絡あり、単行本となることに。素晴らしいですねえ。ちなみにファミリーレストランもまとめたかったが、こちらは光文社新書で現在執筆進行中。

 
ニッポン定食紀行

『ニッポン定食紀行』
竹書房 / 2011年
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著作コメント
竹書房第三弾。これも竹書房の雑誌連載をまとめたものを軸に書き下ろしを大量に加えて作成。またしてもハゲシイスケジュールだったな。

 
旨い定食 途中下車

『旨い定食 途中下車』
竹書房 / 2011年
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著作コメント
電車にふらふら乗って定食を食べにいくというステキなコンセプトのもとにつくったなごやかな本であったが、制作中に大震災が来てしまい、まったくなごやかな状況でない中で進行することとなった。3月14日、電車不通のために編集のKさんが自転車で恵比寿までやってきて、アトレの神戸屋で打ち合わせをしたのが印象的だった。

 
定食と古本

『定食と古本』
本の雑誌社 / 2012年
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著作コメント
定食を食べて古本を買うという私の日常を追求した一作。後半は自伝編でまだまだ続く。

 
今柊二 プロフィール

今柊二 プロフィール
1967年愛媛県生まれ。横浜国大卒。
大学卒業後の1994年に友人二人とともに畸人研究学会を立ち上げ、主幹におさまり、95年より機関誌『畸人研究』を発行。1996年より漫画雑誌『ガロ』で畸人に関する連載を開始し、その後模型史研究家を経て、2002年『東京定食屋ブック』(共著)より定食評論家。その後、「定食道」を驀進する。

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