ついに100冊突破だぁ!──『だいたい四国八十八ヶ所』だいたいこんな感じで売れてます日記

文=本の雑誌特派員

  • だいたい四国八十八ヶ所
  • 『だいたい四国八十八ヶ所』
    宮田 珠己,石坂 しづか
    本の雑誌社
    2,189円(税込)
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●2/7(月)晴れ
日直:沢田

 やぁやぁやぁ、Good morning 美しい朝! 一日の始まりとは、何故こうも爽やかなんだろう! 「♪あ~た~らし~ぃ朝が来た~」って歌っちゃうよ、俺はもう。何しろ我が愛しの『だいたい四国八十八ヶ所』(宮田珠己・著、本の雑誌社)の売り上げが、昨日遂に100冊を突破したのだ!! わっしょいブラボーっ!! パチパチパチっ! と言いたい!

 実は世間が『ONE PIECE』の61巻で大フィーバーしていた2月4日(金)、『だいたい四国』の方は、発売以来初めて売り上げゼロを記録してしまったのだが、先日1冊に落ち込んだ時も翌日には呆気無く復調しており、長く販促していればいずれはあることと、余り心配はしなかった。案の定、翌5日(土)には5冊、昨日6日(日)には4冊が売れており、めでたく累計102冊! くどいようだがもう一度ヨロコビを噛み締めたい。皆さんも宜しかったらご一緒に、せぇーのバンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!

 野球に喩えると、ヒット⇒フォアボール⇒送りバント⇒犠牲フライみたいな実に地味な点の取り方ではあるが、それを半月以上続けての3桁到達はなかなか立派ではなかろうか。何しろ当節、ちょいと人気がある作家さんでも、文庫ならともかく単行本で100冊/半月ってーのは、ざらではない。偉いゾ『四国』。

 しかも、だ。その100冊の中から未だ1冊の返品も無いってーのが、売り上げ以上に嬉しいではないか。「読んで後悔したら返品受けます」と謳って販売している以上、返品が無いというのは「金を払った価値はある」と言って貰えたようで、お買い上げ頂いたお客さん一人一人の手を握り、タマキング節の面白さを夜通し語り合いたい衝動に駆られたが、通報されそうなので我慢する。

 とかなんとか愚かなことを呟いているうちに本日も早、10:00。100冊突破のPOPもつけたし、さぁ開店だ。今週は何人が、新たにタマキングの魅力にハマるかな。DSC00388.JPG

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