本の雑誌が2022年上半期ベストテンを発表! 1位は『捜索者』タナ・フレンチ(ハヤカワ文庫)だ!

文=本の雑誌特派員

  • 捜索者 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • 『捜索者 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
    タナ フレンチ,北野 寿美枝
    早川書房
    1,782円(税込)
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書評誌「本の雑誌」が、2022年の上半期に面白かった本のベストテン「2022年上半期エンターテインメント・ベスト10」を発表した。(「本の雑誌」2022年8月号にて)

1位に選ばれたのは、一昨年ベストセラーとなり、2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位にも選ばれた『ザリガニの鳴くところ』と双璧をなす翻訳小説『捜索者』タナ・フレンチ(ハヤカワ文庫)。文章を書き写してみると、さらにその美しさが堪能できる傑作文芸ミステリーだ。

2位には、アンソロジーの短篇ながらの選出となる「恋澤姉妹」(『彼女』所収)青崎有吾(実業之日本社)が、3位にはノンフィクションから「読み物としてすごく面白い」と『満州グランドホテル』平山周吉(芸術新聞社)が選ばれた。

[本の雑誌が選ぶ2022年上半期エンターテインメント・ベスト10]

1位『捜索者』タナ・フレンチ(ハヤカワ文庫)
2位「恋澤姉妹」(『彼女』所収)青崎有吾(実業之日本社)
3位『満州グランドホテル』平山周吉(芸術新聞社)
4位『宙ごはん』町田そのこ(小学館)
5位『残された人が編む物語』桂望実(祥伝社)
6位『終生娯楽派の戯言』佐伯俊道(マルヨンプロダクション)
7位『団地のふたり』藤野千夜(U-NEXT)
8位『竜血の山』岩井圭也(中央公論新社)
9位『夜の少年』ローラン・プティマンジャン(早川書房)
10位『八月の母』早見和真(KADOKAWA)

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