小学館・相賀社長、「漫画賞」の部門分けに問題意識

文・写真=新文化編集部

小学館・相賀社長、「漫画賞」の部門分けに問題意識
壇上左=審査委員たち、
壇上右=相賀社長

小学館は3月3日、東京・千代田区の帝国ホテルで第68回「小学館漫画賞」の贈呈式を開いた。3年ぶりの開催で、祝賀パーティーは行わなかった。

挨拶に立った相賀信宏社長は、現状の「小学館漫画賞」の各部門が、「児童向け」「少女向け」などと読者の年代や性別で分けられていることについて「今後、大きく変えていかないといけない。昨今の社会課題とともに議論し、解決に向けて歩みを進めていきたい」と問題意識を示した。

今回の受賞作は次の通り。
児童向け部門=黒崎みのり「初×婚」(集英社)
少年向け部門=コトヤマ「よふかしのうた」(小学館)、阿久井真「青のオーケストラ」(同)
少女向け部門=をのひなお「明日、私は誰かのカノジョ」(Cygames、小学館)
一般向け部門=つるまいかだ「メダリスト」(講談社)

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