10月13日(金)
朝から取次店を廻るが、いきなりN社の仕入窓口が長蛇の列。給料日をあてにした新刊ラッシュが毎月20日以降なので、その影響か…。待っていても時間がもったいないので、予定を変更し、神保町の書店さんを廻ることに。S書店に入っていくと、いきなり店頭の大きなスペースをさいて、新潮社の新創刊文庫「新潮OH!文庫」がドーンと並べられている。第6次文庫戦争やらの目玉になるのだろうか。はたして売れ行きはいかに?
午後からは、再度仕切直しで取次店を廻り、その後は営業に戻る。
夜、会社に戻ると、助っ人の面々が交通費の精算をしていた。助っ人は、不定期に出社するため、その日その日で精算していくシステムになっている。帰り際に、その日自分で立て替えた交通費やコピー代などの経費を、出金伝票に自分で記入し、それを事務の浜田に渡し、お金を受け取る仕組み。 さて、この日、助っ人の内藤さんが、交通費の伝票を書きながら、おもむろに国語辞典を開きだした。何をしているのかなと覗き込んで見ると、彼女は麹町に届け物に行ったようでそれを記入しようとしているところだった。確かに「こうじまち」を漢字で書くのは難しいよな…と思いつつ、内藤さんの手元に置いてある辞書を確かめると「め」の項目がひかれている。あれ?と今度は伝票の方を見てみるとなんと「麹町」じゃなく、「麺町」と書き込まれているではないか。うーん…。近いけど全然違うぞ。それに、そもそも何で「こうじ」じゃなくて「めん」を辞書でひくんだ?
こっそり直してあげようかと思ったが、内藤さんはいつも僕のことをオヤジ扱いし、バカにしてくるので、たまには仕返しをしてやろうと、大きな声でみんなに言いふらすことに。「ナイトーがさあ……。」社内中大爆笑。内藤さんは真っ赤な顔して、それでもなお「似てるよね?」と言い張ったが、誰も同意しなかった。