WEB本の雑誌

11月8日(水)

 出社後、すぐに会社を飛び出す。まもなく発売の『総天然色の夢』の事前注文〆切日が迫っているため、かなり切迫した状況で営業。
 渋谷の書店さんを数件廻り、その後は横浜へ移動する。しかし、自分自身のバカ頭に悲しくなる。なんと今日は横浜の担当者2人の公休日だった…。うーん。どうしてこうなってしまうのか。来月からはキッチリ綿密な予定を立てて営業活動しよう…、と毎月考えていることを思い出す。進歩しないなあ。

 渋谷でも横浜でも文芸担当者は頭を痛めていた。ほんとに本が売れない。かつてであれば(景気の良い頃…っていつ頃のことかももう思い出せない。)初回搬入分なんてアッという間に売り切れ、すぐさま出版社に電話し、追加の手配をしていたような著者のものでも、今では初回分で充分。それもかなり減らした数で、である。書店さんの控えめなヨミを上回る売れなさ。
 特に文芸書は悲惨で絶望的な状況。とにかくミステリーも含めたいわゆる<小説>が売れない。今まで本を読んでいた人は、いったいどこへ行ってしまったのか?本を読むというのは、ある種習慣になるはずなのに、どうやって我慢しているのかなあ。文庫へ…なんて考えるけど、その文庫もそれほど上がっているわけではない。うーん、ほんとどこに行ってしまったんでしょうか。

 現在超!売れている文芸書(?)…飯島愛の『プラトニック・セックス』だったりする、恐ろしい状況。

 横浜をあとにし、川崎を営業するともう6時過ぎ。
 ここのところ、かなり真面目に働いているため、どっと疲労。直帰することを会社に伝え、疲れたときには甘い物が一番とコージーコーナーに飛び込む。ナポレオンパイと紅茶。うーん、たまらないなあ。けどなんか視線が気になるなあと思ったら、お客さんのなかで男は僕ひとり。かなり恥ずかしい。でも、我慢できないこの甘さ。うまい、うまい。