12月11日(月)
『本の雑誌』2001年1月特大号の搬入日。今月は通常号よりもページが多く、ひと結束30部がずしりとくる。寒空の下、汗をかきながら、助っ人学生に混じり社内に運び込む。
午後から営業に出かける。
田町のT書店で、海外サッカー通のKさんからスカパーを薦められる。
「いいよー、スカパーは。朝から夜までずーっとサッカーをやってるんだよー。セリエAもプレミアリーグもワールドカップ予選もみんなやってるよ。中田はもちろん、ルイコスタも見られるんだよ。雑誌じゃ動かないでしょう。(笑)」
「……。」
話を聞いているだけで、すでにパブロフの犬。
「ナカタ…(だら~)」
「ルイ・コスタ…(だらだら~)」
「パルマ…(ズーーー)」
「2002年ワールドカップ(だらだらだら~~)」
Kさん勘弁して下さい…。ヨダレならまだしも失禁はさすがにまずい。
実は、僕も前からスカパーを契約するかどうか、ずーっと悩んでいる。サッカーバカにはたまらないのは、わかっている。それに僕だってレッズだけでなく、海外の魅力的なサッカーを見たい…。
でも、なぜ、いまだに契約をしていないかというと、問題なのは視聴料や契約料といったお金の問題ではなく、実は、自分が怖い。大きな声じゃ言えないけれど、ってここで書けば大きな声になるのか…。僕は、レッズの試合があるとき、仕事そっちのけで消えてしまうような人間なのだ。そんなサッカーバカ社会不適格者が、スカパーを手に入れてしまった場合、果たして会社に行くことが出来るのだろうか?僕には会社に通う姿よりも、一日中テレビの前にしがみついて、タオルをくわえている姿の方が、現実感がある。
しかし、それはさすがにまずい。わかっちゃいるけど、まともでいられる自信はない。
Kさんの悪魔の呟きで僕の心は、デビルスギエの方に揺れだした。うーん、困った。
目黒さんは、もし毎日中央競馬が開催されていた場合、仕事をしていく自信があるのか聞いてみたい気がする。どうですか?目黒さん。