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1月8日(木)

 新宿のY書店Nさん(鹿島サポ)を訪問。

 するとちょうどS出版社のNさん(ジュビロサポ)が打ち合わせをしているではないか。一昨年までだったらこの二強サポの間に入り込むのは恐ろしく、思わず逃げていたであろうが、去年ついに我が浦和レッズもナビスコカップの栄冠を手に入れたので、自信を持って割り込むことが出来る。

「明けましておめでとうございます。えーっとジュビロは天皇杯を取りましたが、鹿島はえっと…」と言ったところで、Nさん(鹿島サポ)に睨まれる。いやはやこの後仕事の話をしなきゃいけないんだから、いきなり不機嫌にさせてマズイのだ。でも、どうしても笑みを隠すことは出来ず、引きつったまま話題を変える。 

 そのY書店Nさん(鹿島サポ)から年末に一押しで紹介されたのが
『U-31』網本将也・画 吉原基樹・作(モ ーニングKC)というサッカーマンガで、これがとても面白かった。

 主人公の経歴はどうも前園をモデルにしているようなのだが、その主人公がヴェルディ(らしい)チームから突然解雇され、元々いたジェフ市原(らしい)に単なる広告塔として移籍していく。しかし彼はそこで再度気持ちを新たにサッカーに取り組み、代表を目指していくという再生の物語だ。それはもう僕の大好きな熱い展開があり、またサッカーシーンの描き方が、戦略図を用いて斬新だったりして、興奮のうちに読み終えたのだ。しかし問題は、どうも連載が飛び飛びの様子で、これでは次巻がいつでるのやら…だ。こういうのはツライ。

 Nさんと散々サッカー話をした後に紀伊國屋書店本店を訪問し、1階の文芸売場で継続的に行われている「わたしのおすすめ本 バトルロイヤル」を覗いたところ『ロイ・キーン 魂のフットボールライフ』ロイ・キーン著(カンゼン)を推薦している人がいるではないか。

 この本、僕が独断で勝手に決めているサッカー本大賞の来年度の候補作で、自伝でありながら、いわゆるぬるーい自伝とは大違いのまさに吠えるロイ・キーンらしい自伝なのである。

 かなり激しい暴露本としても読めるし、スター選手の飾りのない(なにせ何度も何度も酒場で乱闘し、深く反省するなんていう人間らしさも赤裸々に告白されている)人生観も覗けるし、またマンチェスターユナイテッドのチーム史とも読める。

 とにかくどんなにロイ・キーンが暴れても、その根底には深いサッカーへの愛があったり、あるいは勝利への執念があったりで、ぜひぜひサッカーバカの皆様には読んでもらいたいと考えていたのだ。

 うーん、まさかこの紀伊國屋書店の「わたしのおすすめ本 バトルロイヤル」でこれを挙げる人がいるとは思わなかった。本日は担当者と会えなかったので、結局どなたがこの本を挙げたのかわからなかったのだが、次回訪問では是非紹介してもらって、堅い握手をしたいと考えている。