1月20日(火)
僕が一番恐れている言葉は「好きにしていい」である。
これが夜の新宿、とあるバーなんかでささやかれた言葉であったら、あわててカバンを抱え、そのまま一気に帰宅し、布団の中で深く後悔と納得を繰り返しもんもんと眠れる夜を過ごすだろうが、仕事の場で言われたら逃げるわけにはいかない。
本日、某書店さんを訪問したところ、棚を1本指差され「好きにしていい」と言われていわれてしまったのだ。思わず「勘弁して下さい」と即答しそうになる。なぜなら、お店の大事な場所を自分の好き勝手でいじくるなんて、恐ろしすぎるではないか。
営業マンの仕事は、自社本をどうセレクトし並べるかというのを書店員さんと検討し、自社の売上を作っていくといのが基本である。だからそういう意味ではこの「好きにしていい」というのはオイシイ話であろう。
しかししかし、書店員さんと検討するというところに、営業マンの責任の回避があるわけで、それがすべて自分にのしかかり、しかもその依頼してくれた書店員さんに「ふんふん、この本を平積みにするわけ」「そんでこの棚の売上は…」なんて評価されるわけだから、こりゃいつものハッタリが全部バレてしまう。
そんなことを考えながらも、いちおう信頼してくれての依頼なので、断ることもできず「とにかくがんばります」なんて答えてしまう自分が恐い。ハッタリくん危機の巻。