3月23日(火)
直行で営業。
東京4軒(3)、銀座2軒(2)を終えたところで、正午の鐘が銀座の街に響き渡る。するとビルの中から一斉にサラリーマンやOLが吐き出されてくる。こうなると書店さんは混み合うし、担当者さんも昼休憩に出られたりするので1時半頃まで仕事にならない。
僕もあわせて食事をとろうとウェンディーズを覗くが長蛇の列。ハンバーガーを頬張りつつ、のんびりコーヒーを飲みたかったのだが、とてもこれでは席が空きそうにないと断念。前に一度食べたことのある有楽町ガード下のおそば屋さんへ。
こちらも4、5人並んでいたが、めんどくさいのでその列に並ぶ。嫌いだけど野菜を摂らないとまずいので、かき揚げそば(400円)。ここのかき揚げ、安い割に厚さがあって食い応えがあるのだ。5分ほど待ち、5分で食事を終える。どうするんだ、あと1時間。
ぶらぶらとウィンドーショッピングしていたが、歩き疲れたので缶コーヒーを買って、銀座インズの外のベンチに腰を下ろす。もし今、銀座名物テレビの街頭インタビューを受け「あなたの夢は?」と問われたら「屋根と椅子のあるところで仕事をすることです」と答えるだろう。浜田よ、屋根と椅子のある生活はどんなもんだ?
しばし、マンウォッチング。銀座はやはり渋谷や池袋に比べると年齢層が高い。それは本の売れ方にも影響しており、保守的だ。
1時を過ぎ、銀座のまだ営業しきれていない書店さんを訪問。4軒(1)。次なる営業先大手町へ移動。2軒(2)。『小説新潮』3月臨時増刊『警察小説大全集」にあわせてフェア展開しているお店があった。売れ行きを確認すると、横山秀夫と高村薫ばかりが売れていて、なかなか他が…、とのこと。面白いのにな。
御茶ノ水へ移動し、駅周辺を営業。2軒(2)。本屋大賞の話をすると「4月はなかなか売れそうな本がなくて困っていたんです。ぜひこれを大きく展開してプッシュしていきたい」。うれしい限り。
四谷へ。1軒(1)。既刊の注文を頂く。「久しぶりに追加が出せてうれしいな」。僕もうれしいです。
赤坂見附。2軒(1)。東京ランダムウォーク赤坂店を訪問したのだが、2月に行った洋書のバーゲンが大好評だったそうで、なんと初日には開店前に人が並んでいたとか。いやはやスゴイ。実は僕も狙っていた本があったのだが、バーゲンをすっかり忘れていて購入出来ずにいる。5月のバーゲンに来てねと渡辺さんは笑っていた。
5時30分。TBSへ。本屋大賞の売り込み。
テレビで思い出したが、昨日の朝日新聞で、時代劇がほとんど打ち切りなるという記事があった。理由は固定層しか見ないためと書かれていたので、ビックリ。出版社のほとんどが、その固定層<だけ>をターゲットに商売しているのだから、いやはや同じメディアでも、まったく違う発想なのだ。
6時30分帰社。本日の注文の確認と処理。メールをチェック。返信2通。電話2本。浜本と打ち合わせ。地方の営業について。殺す気か俺を…。
5月号の特集「営業の星」の座談会に赤入れ。あまりに面白いので吹き出していると、浜本と松村がそんなに面白いですか?と不思議そうな顔をする。あんたらが作っているんだろう…。
書けずにいる編集後記を書き出すが、まったく書けず。気分転換に日誌を書く。なぜか日記はすいすい書ける。
午後8時37分退社。娘は夢のなかだろうと思いつつ電車に揺られ、『空海の風景』(下)司馬遼太郎著(中公文庫)を読む。