4月23日(金)
夕刻。
営業から会社に戻って一息ついていると、電話が鳴った。
「ハイ、本の雑誌社です。」
「大変お忙しいところ申し訳ございません、こちら国立国会図書館書誌課の者ですが、御社発行の書籍のことでひとつお伺いしたいのですが?」
さすが国立国会図書館。出版関係の電話と違い、とても丁寧な語り口だ。感心しつつも、もしや奥付表記の間違いでもあったのではないかと不安になる。実は、昨年の今頃出版した編集長椎名の単行本『いっぽん海ヘビトンボ漂読記』の奥付表記を間違えたことがあるのだ。そのときも確かこの国立国会図書館書誌課から電話が入ったのである。単行本編集の金子をにらみつけつつ、話を聞く。
「ハイ、あの御社が3月に出版されました『あなたは古本がやめられる』なんですが、こちらの著者の名前のヨミ方を教えて頂きたく…」
「著者の名前ですか? カシバ アットマーク リョウキノテツジンです」
「カシバ アットマーク リョウキノテツジンですね」
「ハイ」
「ありがとうございました」
うーん、不思議だ。著者の名前といえば、奥付にローマ字で表記しているのだ。もちろんこの『あなたは古本がやめられる』にも「2004 kasiba@ryouki no tetsujin」とちゃんと書いてあるのだ。もしや「@」のヨミが問題だったのだろうか? そうなると「アットマーク」が正しいのか「アット」が正しいのか?
何気なく答えてしまったが、kasibaさん。kasibaさんの国立国会図書館での登録は「アットマーク」になってしまいました。お許しください。