WEB本の雑誌

5月12日(水)

 
 先週、編集部が企画会議をしたいと言いだした。珍しいこともあるもんだと思いつつ、日頃言おうと思っていて忘れていたことや、どうせ通らないだろう企画を週末にまとめておいた。

 ところがその会議が当夜行われたのだが、その初っぱなに「〆切が○日あたりになりますんで時間がありません。それで出来る企画を…」との言いぐさに、メラメラと怒りが湧いてくる。

 金がないのは仕方ない。ならば知恵を出しましょう。しかし時間がないというのは単なる言い訳でしかなく、しかも月刊誌作りなんて、急に今年は13回出すなんてことがあるわけでなく、毎年毎月同じことのくり返しなんじゃないのか?

 ならば、今、悩んでいることは数ヶ月前も同じ状況でそこにあり、下手したら1年前だって同じ状況だったのだ。だったら時間が足りない今でなく、もう少し時間のあった先月、あるいはいっぱい時間のあった半年前に会議しておけば良かったのではないか。うーん、よくわからん。

 イライラしつつ、ビールを飲み、やたら沈黙の多い会議が終わったのが9時30分。どうして「本屋大賞」の会議はあんなにいろんなことが一気に決まっていったのに、社内はそうはいかないんだろうか? こちらもよくわからない。

 頭を冷ますつもりで、帰りの電車で『夜空のむこう』香納諒一著(集英社)を読む。ところが、こちら出版業界(編集)を舞台にした小説で、なんだか頭を冷ますどころか熱くなってしまった。しかも途中登場人物が編集部から営業部へ異動になるシーンがあり、そこが左遷的な意味合いで使われていて、いやはや、こうなってはとてもページはめくれない。うーん、今日はダメだ。