8月23日(月)
声が出ない。
そりゃ、当然だ。こちとら、週末に7対2なんつう、5年に一度くらいの大勝利を生で見てしまったのだから…。
朝イチで事務の浜田に「ああいう試合って面白いんですか?」なんて聞かれたが、それはきっと野球観戦の玄人が「やっぱり野球は1対0が一番面白い」なんてしたり顔で話すのを思い出して聞いてきたんだろうけれど、僕は玄人でもなんでもなく、単なるサッカーバカというかレッズバカだから、レッズがいっぱい点を取って勝てば、最高に面白いというか楽しいのだ。
こんな楽しかったのはいつだかの国立柏戦以来で、そのときは確か7対0で勝利し、呼吸困難でブッ倒れそうになったけれど、今回のヴェルディ戦でもやっぱり呼吸困難で倒れそうになってしまいました。
問題はこういう試合の後、レッズはいつもショボイ試合をしてしまうってことで、とにかく2NDステージ優勝のためには、次節のジュビロ戦がとっても重要だ。うう、ジュビロからも7点取っちゃったらどうしよう…って調子にノリ過ぎだ。
調子にのると悪いことが起きるというのは大将福田の「負けないよ」発言で得た大事な教訓だから、絶対調子にのらないように。
水道橋、秋葉原、人形町、日本橋、東京、銀座と営業するが、ほとんど担当者がお休みで会うことができず、いやはやな一日。こういう日もあるさと自分で自分を慰め「明日があるさ」を歌いながら会社に戻ると、浜本が珍しくスタバのコーヒーを飲んでいるではないか。いつもは世界の「m」マークのコーラとビックマックの男が…。
すると助っ人の女子学生も浜本のスタバに注目したようで、「浜本さんってスタバに行けるんですか? てっきりスタバで注文が出来ないおじさんだと思ってましたよ。いるんですよねぇ、本日のコーヒーとかアイスコーヒーしか頼めなかったりして。サイズもMとかいっちゃって」ハハハハと笑う。
そのとき浜本の顔が一瞬引きつったのを見逃さなかったけれど、その引きつりよりも自分自身の顔の引きつりがばれないようにするので精一杯であった。僕、そのスタバで頼めないおじさんなのだ。あそこで売っている物がなんなのかもわかっておらず、誰かに誘われてスタバに入ったときは、同じもので…なんて誤魔化していたのだ。
ここでそんなことをカミングアウトしたら今後の人生、かなり辛くなることがわかっているので、一切黙ってその様子を眺めていた。浜本さん。あなたのカップの中身は何でしたか?