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8月25日(水)


 昨日初訪問した啓文堂吉祥寺店は、8月初旬にオープンしたばかりのピカピカの新店だ。

 このお店。地下という立地がどうでるか?なんてことがオープン前の業界関係者で話題になっていたけれど、新店に関して業界関係者(もちろん僕も含む)の予想ほどアテにならないものはない。あそこは「絶対良い」がまったく不振であっという間に閉店になったり、「あんなところに出してどうする?」が一地域一番店になっていたりするのだから、これはもう顧問・目黒の競馬予想と一緒だ。

 さて、啓文堂吉祥寺店である。
 店内に入ってまず驚いたのがその客層である。今まで吉祥寺といえば、勝手に若い人をイメージしていたのだが、ここのお店で棚やレジに並んでいるのは、子供連れの奥さん方が中心なのだ。それはまるで埼玉や千葉のベットタウンのお店のような姿だったのだが、よく考えてみれば吉祥寺周辺は住宅地が多いわけで、ファミリー層がたくさんいるのも当然のことか。

 驚きつつ店長さんにそのことを告げると「確かに若い層ってイメージはこちらにもあったけれど、あえて一般的な品揃えにしてみたんですよ」と話されていたが、そのヨミは完全に当たったようだ。

 店内は約500坪のワンフロアーを雑誌・一般書、実用書、専門書と3つの売場に分けており、そのなかでは特に上にあるユザワヤから流れてくるお客さんを取り込んだ実用書売り場の混みようは、ちょっと尋常でなかった。それともうひとつトトロの大きなぬいぐるみが置かれた児童書もかなり売れているようだ。

 そうか、こういう層が吉祥寺にいたのか…。これはもしかすると周辺の既存店とパイを奪い合うのではなく、違う層をつかむのではないか。また、この子連れの奥さん方が、休日にお父さんを連れてきてくれたなら、きっと専門書売り場の本が売れ出し、このお店はドーンと成功するのではないか。うーん、どっちにしてもアテにならない業界関係者の予想ですが…。