8月31日(火)
もう『ハリポタ』のネタを書きたくないのだけれど、ほんとどこに行っても『ハリポタ』の話題になってしまう。4巻のときはここまで書店さんが熱くなかった気がするのだが、あのときは確か名古屋に出張に行っていたのだ。
★ ★ ★
とある、『ハリーポッター』の事前予約獲得に熱心だった書店さんを訪問し「結局、予約どれくらい集まったんですか?」と聞き、その答えに腰を抜かしてしまった。
「1300部~!!」
1300部なんていったら、あなた。下手したら今日の出版不況下、日本全国の初回配本がそれくらいの本は山のようにあるんじゃないですか? ついカバンに入っている電卓を取り出して叩いてしまったが、その予約だけで約550万円の売上。2割が取り分だとしても100万円。そうか定価4200円(税込)だと2割でも840円になるのか。ならば街頭販売でもなんでもして、1冊でも多く売りたくなるのがよくわかる。そのために人を雇ったって、すぐ時給が稼げるってもんだ。いやはや「もう本じゃないすね」としか言えない、負け犬版元営業マンは、ただただ、顔埋め泣くしかない。うう、かなし。
ちなみにこのお店では、明日は午前5時から販売するそうで、店長さんは電車の動いていない早朝4時に車で家を出、他のスタッフを迎えに行くとか。8月中旬から毎日事前予約のお客さんに電話をしたり、この日も袋づめで大わらわだったりして、かなり疲労の色が滲み出ていたが、約2年の努力が、明日の記録的な売上につながるのだから、さぞビールがうまいことだろう。
「何もしなくても売れる。しかし何かすればもっと売れる」
良い勉強をさせてもらいました。