WEB本の雑誌

10月1日(金)

 つい先ほどまでどうしてあんなに自信満々で今日が9月30日だと思いこんでいたのだろうか?新宿南口K書店さんを訪問し、Sさんに声をかけた瞬間その間違いに気づく。思わずそのまま言葉を失いそうになってしまったが、この世で僕だけ一日ずれて生活している(逆だったら)なんてことがないかと期待しつつ確認してしまう。

「あの…。Hさんは…。いや昨日までですよね?」

 するとSさんに笑いながら「そうですよ」と答えられ、やはり奇跡は起きなかったと膝から崩れ落ちてしまう。これは本当に取り返しのつかない失敗だ…。

 こちらのお店で散々お世話になっていたHさんの退職日が9月30日だったのだ。そのことを夏に聞いて以来、悲しいことだが今までの経験でいくと今後たぶんお会いする機会はないだろう、だからきちんと最後の日に挨拶をしようとスケジュールを調整し、この日の訪問となったのであった。ところがこの大失態。いやはや、バカすぎて言葉もでない。

★     ★     ★

 たぶんこのHPなんて見ていないと思うけれど、とりあえず気持ちを吐き出しておかないととてもこの失態から立ち直れそうにない。だからここからは私信である。

 Hさんお世話になりました。
 Hさんが企画されるフェア、いつも楽しみにしていました。それは、とっても手間のかかる企画ばかりだったのに、Hさんはいつもその手間を苦とせず、逆に楽しんでおられました。僕はその姿を見て、あるいは心のこもったPOPを見て、いつもまだまだ頑張ろうと励まされていました。

 そしてその最後のフェアが「勝負本」だったわけですが、Hさんや他の皆様が作るこちらのお店の棚から、多くのお客さんにとっての「勝負本」が生まれていた(る)と思います。

 これからはHさんが話してられた「読者として本と付き合う」生活を楽しんで下さい。こちらはそんなHさんが手に取りたくなるような面白い本を作れるよう頑張りますので。

 ではでは、ありがとうございました。