5月22日(火)
昨日は、筋肉痛を抱えて常磐線を営業。階段を登るのが一番苦しいのだが、ここまで来て寄らないわけにはいかないだろうと、松戸R書店の文庫売り場のTさんを覗くと、いきなり足に地獄突きを食らわしてくるではないか。「今ちょうど日記を読んだんだよね〜」大人とは思えない、そのいじめっ子ぶりに思わずこちらも学生時代に戻ってしまい、長時間の無駄話をしてしまう。スミマセンTさん、そして順番待ちをしていらした出版社様。
その後、新松戸、柏と営業。柏のW書店さんがリニューアルされていてビックリ。ヨーロッパの書店をイメージしたという素晴らしい雰囲気は一見の価値あり。残念なのはリニューアルのコンセプトを考えたO店長さんが長期休業中であること。O店長さんがこの売り場に立つ日をお待ちしております。
さてその後は、今までだったら新松戸に戻って武蔵野線の乗り換え、そちらを営業するというのが、僕の営業ルートだったのだが、おおたかの森に紀伊國屋書店さんが出来たので、野田線に乗る。
相変わらず平日でもそこそこお客さんの入っているショッピングセンターなのに驚く。しかもジャスコに包囲された浦和に住む僕から見て、ここは高島屋が運営しているので、ちょっと毛色の違うとっても楽しいショップが多く、何だか「油を売る」どころでなく、何か買ってしまいそうな気分になる。ヤバイ!とあわてて紀伊國屋さんに向かう。
このお店、以前も書いたと思うのだけれど、豊洲店と同じ有名なデザイナーさんが店舗をレイアウトしていて、ギザギザの什器やら他のお店で見たことがない形の什器が森のように立ち並ぶ。しかしそれがあまり奇抜にならず、今までの書店の延長線上の変化で、僕は結構好きだ。何だか発見がありそうな気にさせられるのだ。
そういえば田口久美子著『書店風雲録』(本の雑誌社)のなかで、リブロの山型の不思議な什器「CONCORDIA」について、その設計者である中村さんが「無制限の書棚なんてないんだ。枠の中にどんな本を入れるか、どう入れるか、が書店員の腕の見せ所だ、使いづらいぐらいが緊張感があっていいのさ」といっていたっけ。緊張感、意外とこれがお客さんに伝わるり、真剣に棚を見る気持ちさせるのかもしれない。
ショッピングセンターの誘惑に負けず、紀伊國屋書店さんを後にする。
書店の数が減っているというけれど、営業マンの目からするとそれほど減っているような気はしない。いやもちろん駅前の町の本屋さんはどんどん減っていて、訪問してみたら無かったなんてことはざらにあるんだけど、こういうSC内や中規模都市の駅前などに大型店がどんどん出店するものだから、何だか増えているような錯覚を起こさせられる。しかも首都圏でも広範囲になっているし、電車で行けないようなお店も増えつつある。果たして営業ひとりでいつまで保つのだろうか。