WEB本の雑誌

11月24日(土)炎のサッカー日誌 2007.22

 僕が買っている浦和レッズのシーズンチケットは、開催順にホチキスで留められ郵送されてくる。試合毎に上から順にむしり取り、スタジアムに向かうのだが、今日はもうむしる必要がなかった。J1リーグ、ホーム最終戦。そしてそのホーム最終戦、真っ赤に染まった満員のスタジアムで優勝が決まる!!

 夢、描いた結果は、退場によって一人少ない鹿島アントラーズの野沢のゴールによって打ち砕かれる。

 その瞬間、思わず自分自身にブーイング。
「お前、アジアチャンピオンになって満足してんじゃねーか?」

 そのつもりはないけれど、どこか気が抜けていると言われたら否定はできない。というか毎年最終戦まで何かしらある我ら浦和レッズだから、消化試合なんて作らないだろう…と心のどこかで思っていたかも知れない。

「アホ! アホ! アホ!」と自分を罵る。サッカーの神様はいつだって言霊を最優先してきたじゃねーか。お前が思っていること、お前が言葉にしたこと、それを聞き、ボールを転がすのだ。お前が浦和の勝利を120%信じなくてどーすんだよ!!!

 でもでもほんとにほんとにJリーグが獲りたい。
 だって一年間このために闘って来たわけだし、もしこれでJ王者になれなかったら、鹿島サポから「アジアチャンピオンより強いJ王者」なんて言われるだろう。僕が逆の立場だったら絶対言うし、そういいそうな出版業界の鹿島サポの顔がたくさん浮かぶ。

 とにかくあとひとつ勝つのみ!
 決戦の地はJ1リーグ最終戦、日産スタジアム。敵は三浦カズ率いる横浜FCだ。