12月17日(月)
僕はわりと本を作家という縦軸で読む読者なのだが、この人に惚れたと全作品一気に読みするような作家に最近なかなか出会えずにいた。おそらく最後にそうやってハマったのは高野秀行さんでそれだってもう数年前の話だ。
ところが先日娘の本を借りに図書館行ったときに何気なく目についた『熊を殺すと雨が降る』遠藤ケイ (山と渓谷社、ちくま文庫)を手にした瞬間、がつーんとやられた。この本は、日本の山間地でどうやって人が自然とともに暮らしてきたかを文章とイラストで書いた徹底ルポなのであるが、こういうテーマこそ、今、僕がもっとも読みたいと考えていた本なのである。
これは借りて読むような本ではないと、あわてて本屋さんに向かい購入。そしてじっくり読み進んだのであるが、テーマだけでなく、遠藤さんの語り口にも惚れ込んでしまい、数日後には著作を一気買い。現在は小学館文庫の『男の民俗学』全3巻を読み終えたところ。素晴らしすぎる!
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高田馬場、池袋を営業。
文芸書は毎年年末の「ローマ人」シリーズが昨年で完結してしまったので、その売り上げを確保するのに必死。果たしてあの読者はどこに流れるのだろうか。
池袋のサンシャインS書店のYさんは、憎き鹿島のサポーターなのだが、週末に我が浦和レッズも世界3位(世界クラブ選手権上)になったことだし、ここは悔しいけれど「おめでとうございます」と挨拶に行かなければと、心の傷にフタをし訪問。実はその前、ジェフサポーターのJ書店のTさんのところでも散々いじめられたのだが、あの状況では仕方ない。「Number」693号の熊崎敬さんのルポで紹介されていた、スコットランドの詩の一説を胸に……。
<スコットランド、我々のもっとも大きな誇り、それは決して倒れないことではない。倒れるたびに起ち上がる、それが誇りだ>
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夜は横浜へ移動し、Y書店のNさんやUさんやKさんと忘年会。もっぱら本屋大賞で何に投票するかで盛り上がるが、そんなことよりみなさん早く投票してください。投票数が心配で年が越せません。