WEB本の雑誌

12月18日(火)

 通勤読書は、「遠藤ケイのキジ撃ち日記」遠藤ケイ(山と渓谷社)。しばらく遠藤ケイから抜け出せそうにない…のだが、飯田橋の深夜+1の店長浅沼さんから電話で『ザ・テラー —極北の恐怖— 上下』ダン・シモンズ(ハヤカワ文庫)を大絶賛で薦められ、嗚呼、右目と左目で別々の本が読めるようにならないか、しばし考える。

 ちなみに『ザ・テラー』の早川書房の紹介文を引用しておきます。<巨大な怪物との死闘と壮絶なサバイバル圧倒的な迫力で描く冒険ホラー大作〉19世紀半ば、新航路を開拓すべく出航した二隻の英国艦。極北の海で氷に閉ざされ、飢えと寒さに苦しむ乗組員を巨大な怪物が襲う。>うわー、面白そう!!!

 新宿のB書店Kさんを訪問。Kさんはとっても元気でやる気のある書店員さん。お会いする度、こちらが元気をいただいて帰っている。あっ、もちろん椎名誠コーナーや沢野ひとしコーナーなんていうのを作っていただいているので、注文もいただいております。ありがとうございます。

 その後は阿佐ヶ谷のS書店Mさんを訪問。しばし本の話をしていたらこんな話が飛び出す。

「昔はさぁ、吉行淳之介とかいっぱい面白い作家のエッセイあったよね。若い頃に、ああいうのを読んで、安心したんだよね。建前ばかりの大人の社会でなく、もっといろんなことがあるんだ。、自分と変わらないことを考えている大人がいるんだって」

 僕は椎名誠や山口瞳にかなりそういう部分でお世話になったが、今、そういう作家がどれだけいるのだろうか。というか作家がエッセイを書かなくなったのか。

 吉祥寺に移動し、高野秀行さんと打ち合わせ。来年からいろいろとお願いしたいことがあり<杉江的高野秀行3カ年計画>なんていうトンデモナイ企画書をお渡しす。怒られるかと思ってヒヤヒヤしたが、ぐっとこらえていただけたようで、ひとつずついろいろと検討。

 浦和レッズを除いた、僕の2007年の一番のトピックスは、高野さんとこうやってお仕事ができるようになったことだ。その喜びを噛みしめつつ、酒。来年はそれがもっと具体的になったらいいな。