4月1日(火)
『本屋大賞2008』の事前注文〆作業のため、終日社内で注文短冊とデータの付け合わせ。自分なりの目標を達成しているので大変心地よいのだが、小さな会社は誰かが誉めてくれたりしないから、ちょっと淋しい。「よくやったな」なんて肩を叩いてくれたら、私は号泣する可能性が大なのだが、叩いてくれない。しょうがないから自分で肩を叩く。ぽかぽか
そうこうしているうちに中央精版印刷のTさんが、見本を持ってやってくる。なんと! 浦和レッズカラーの真っ赤ではないか!! 今回は装丁を寄藤文平さんにお願いしたのだが、いやはやうれしいというか、素晴らしい。しかも中のデザイン&組版をカネコッチがガリガリやってくれたので、かっこよく読みやすい。思わず頬ずりしてしまう。
そういえば先日、このTさんが「ぼく、レッズ戦、見に行きたいんですよ」と呟いたので、さいたまスタジアムに連れて行ったのだが、その日はオジェックが浦和レッズの指揮をとった最終戦になってしまったのである。すなわち浦和レッズに勝利を運べない営業マンなのである。そんな奴は本の雑誌社出入り禁止だ! と追い出そうかと思ったけれど、良い仕事をするので許す。
通勤読書は、『裏方 プロ野球職人伝説』木村公一(角川文庫)。
単行本が出たときにてっきりありがちな泣ける系の裏方話かと思って敬遠していたのだが、文庫になったのを機に読んでみたら、良い意味で裏切られた。
解説で重松清も書いているのだが、これは仕事を「正しく」描いたノンフィクションで、ヘンに肩入れしたり、過剰な演出もしない。たんたんとプロ野球の裏方仕事である審判やグランドキーパーやブルペンコーチを日常を描いていくのだが、だからこそ伝わるものがいっぱいある。私は特にグラブメーカーの話にグッと来てしまった。
娘の今夜の伝言は「水ポケモンを捕まえて!」であった。
ロールプレイングゲームというのは1から進めるから物語を理解できるのであって、いきなり「水ポケモン」といわれても、水ポケモンが何なのかわからないし、捕まえる方法もまったくわからない。知るか!アホ!と思いつつもDSの電源を入れ、町や道路をウロウロ。1時間後、無事、水ポケモンをゲット。何をしているんだ、俺は…。