5月2日(金)
昨日、一昨日と「休み」と聞いた瞬間にやる気がなくなり、結局会社に来なかったのだが、2日行かないと今度は会社が気になって仕方ない。休みの日取りを教えてくれないくらいだから、知らぬうちに引っ越している可能性だってあろう。
不安にかられながら笹塚10号通りを駆け、会社に着くと……。おおきちんとありました。良かった良かった。
その二日間に読んだ本はこの3冊。『赤めだか』立川談春(扶桑社)、『サウスポイント』よしもとばなな(中央公論新社)、『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)。
『赤めだか』は目黒さんのイチオシ本なのだが、落語本なら僕は『江戸前の男 春風亭柳朝一代記 』吉川潮(ランダムハウス講談社文庫)が好きだ。それとよしもとばななはの新作は僕にはちょっとわかりにくかった。結局一番気に入ったのは『失われた手仕事の思想』。僕はもうこういう「手仕事」の職人にはなれないけれど、こういう職人さんが持っていた気持ちというか姿勢で本と格闘していきたい。
これから営業。その合間に内澤旬子原画展「神奈川近代文学館 個の中」を覗く予定。内澤さんの、凝りに凝った手を抜かない仕事ぶりは、まさに職人さんだ。
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内澤旬子原画展「神奈川近代文学館 個の中」
4/30(水)〜5/6(火)
12時〜20時
Gallery 花影抄
〒113-0031 文京区根津1-1-14
らーいん根津202
TEL&FAX 03-3827-1323
千代田線根津駅徒歩1分
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