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6月8日(日) ぼくのJリーグ・ライフ 10

 サッカーの点差について考えてみる。

 例えば1対0である。やっぱりこれは興奮する。負けているなら1点返すことによって試合は振り出しに戻り、勢いがついて逆転の可能性も高まるし、逆に1対0で勝っているなら、DFのワンプレーワンプレーを見る目はより真剣になるだろう。

 これが2対0だとだいぶ余裕とあきらめがでるもので、ただ、しかし2対0から逆転なんていったらそりゃお祭り騒ぎの大興奮だ。年に1回くらいそういう日があると人生はとても楽しくなる。そして3対0である。これはもう3点目を取ったり取られたりした時点で、あとはどこで飲むか、あるいは早く帰ってふて寝することを考えるだろう。

 難しいのは1対3とか1対2で負けたときで、これは試合の展開によってかなり気分が違うのだ。例えば先制点を取っていて逆転された場合、帰宅時に自転車を漕ぐスピードは猛烈にあがるだろうし、そうでなく後半30分に1点返した場合なんかは、俄然盛り上がって何だか面白い試合だったのではないかと錯覚したりする。引き分けに関してもその印象は展開がかなり左右されるものだ。

 さて、ホームの試合で1対5で負けた場合はどうか。
 そんなもん例え消化試合だったとしても、屈辱以外のなにものでもない。
 俺は、もう寝る。でも寝られない。

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