藤田 万弓の<<書評>>
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それらを完全にクリアした皆様ならば野ばらちゃんの小説に懐かしさや憧憬、様々な思いを抱くでしょう。読んでいる自分が醜くてどうしようもない人間に思えてくるかもしれません。 例えば、主人公の王子たまが、‘君’のファッションセンスに対して目を光らせ「埼玉に住んでいるから仕方がないか」と田舎モノ扱いする点やなにより‘乙女’という言葉を臆面もなく使っている点からは、この本を読む間でさえもジャージの着用は許すまじ!といったメッセージを受け取れます。
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