横丁カフェ
現役書店員が週替わりでおすすめ本のご紹介します。
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2024年3月28日更新
【書評】『アルプス席の母』早見和真
両手を上げて応援できる早見先生の作品にやっと出会えたのに、先生はもう愛媛にいない。早見先生が最初にサイン本を書きに来てくれた時、奥様手作りのかわいい栞を挟んでくれたし、愛媛でラジオ番組もしてくれたし、愛媛が舞台の名作を何冊も書いてくれた。...記事を見る »
●担当者●明屋書店空港通店 久保田光沙
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2024年3月21日更新
【書評】『汚穢のリズム』酒井朋子・奥田太郎・中村沙絵・福永真弓 編著
「汚穢」。これはおわいと読むらしい。 昔は汚穢屋というと糞尿汲取人を指したように、汚穢は汚れたもの、汚いもののことをいう。 汚いものは遠ざけたいし見たくもない。 けれどある人からすればそれはゴミではなく意味や思い入れのあるものであり、見方が...記事を見る »
●担当者●未来屋書店宇品店 河野寛子
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2024年3月14日更新
【書評】『ヤンキーと地元』打越正行
「なんで大阪弁しゃべらへんの?」 と言われたことは一度や二度ではありません。 大阪生まれで大阪育ちの私ですが、標準語を話す人と会話する際は標準語になります。その方が「通りがいい」と感じるからです。私自身、大阪弁にこだわらないということもあり...記事を見る »
●担当者●HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎
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2024年3月7日更新
【書評】『夜のお店解剖図鑑』高橋哲史
雪が溶けて川になって、夜の街に流れていきたくなります。もうすぐ春ですね。コスパもタイパも忘れて、ちょいと出かけませんか。夜ふかしは大人の醍醐味。お得な飲み放題とキャッチに引っ掛からなければ生還率は高い。夜中に起きる犯罪は昼間の半分だ。ぼっ...記事を見る »
●担当者●丸善博多店 脊戸真由美