6月3日(金)週刊現代と週刊ポスト

 週刊現代6月11日号の新聞広告を見ていたら、「ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬」という見出しが目に止まった。イヤだなあ、ホントかよ。私、高血圧なので血圧を下げる薬をずっと飲んでいるのだ。こういう見出しを見ると、だからすごく気になる。そこでその週刊現代6月11日号を買いに行った。

 近所のコンビニに入り、雑誌売り場の前まで行って手を伸ばしかけて、あれれとなった。同じような表紙の週刊誌が並んでいたのだ。ここにその2誌の表紙を並べるので見ていただきたい。もちろん、よく見れば違うんだけど、ぱっと見た瞬間、どちらが週刊現代なのかがわからない。

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 実はいまから20年ほど前、週刊現代で1ページの競馬予想記事を4年近く連載していたことがある。私の予想なんて全然当たらないのにそんなに長い期間連載させてくれて、ホントに感謝している。そのころは毎週送られてきたので毎週読んでいた。でも仕事が終わってからは読まなくなってしまった。いまでも読んでいる週刊誌は、週刊文春、週刊新潮、週刊朝日の3誌で、週刊現代も週刊ポストも手に取らなくなっている。

 毎週、週刊現代も週刊ポストを読んでいる人なら、この表紙が並んでいても迷うことなく目的の雑誌のほうに手が伸びるのかもしれない。ようするに私、週刊現代と週刊ポストに関しては素人なのだ。だから、伸ばした手が宙で迷ってしまうのかも。
 それにもう一つ、これは6月11日号(週刊ポストは6月10日号だ)が似ているだけで、普段は違っているのかもしれない。毎週こんなに似てたらすごいけど。

 盛り沢山なんですね。2誌ともに政治記事からヌード・グラビアまで、ぎっしりつまっている。結局2誌とも買ってきたのだが、週刊文春、週刊新潮、週刊朝日の3誌しか読んでない人間に、週刊現代と週刊ポストは刺激が強すぎて目眩がしてくる。コーヒー特集がかぶっている(現代は雑学、ポストは豆知識)のが不思議であったが。

 突然思い出した。若いころ勤めていた会社に、全週刊誌を毎週読んでいる人がいた。仕事ではない。それがその人の趣味なのである。その代わり、本は一冊も読まない。読むのは週刊誌だけ。費用だってバカにならないだろうに、「面白い──ですか」とそっと聞くと、頭をかきながら「習慣になってるからなあ」とテレくさそうに笑ったことを覚えている。

 問題は、降圧剤はホントに危険なのかどうか、記事を読んでもよくわからなかったことだ。私の理解力に問題があるのだろうが、気になるなあ。