12月10日(火)
『おすすめ文庫王国2002年度版』の短冊を持って取次店を廻る。
年内の新刊受付がそろそろギリギリのため妙に混んでいた。本の雑誌社も1月特大号の搬入を終え、あとはこの『文庫王国』が出来上がれば02年も終わりだ。
御茶ノ水のN社、飯田橋のT社、TA社、O社と廻って午前が終わる。ちなみに取次店窓口の受付時間というのは、前日の午後から当日の午前までが一日の扱いになる。だからもし遅れて午後の受付になってしまうと、搬入日は一日ずれる。各社営業マンは搬入日をあわすため、午前中いっぱいに全ての取次店を廻らなければならない。本日O社とT社間をかなり本気で走っている出版営業マンを発見。いやはや大変だ。
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何だか最近この日記を書くのがキツイ。それはいつも原稿を書く時間にあてている夜に、忘年会が続いていて書く時間がないという問題もあるのだが、精神的な問題の方が大きいような気がする。スランプというほどの書き手ではないけれど、子どもを寝かしつけた後、自宅のMACを立ち上げテキストソフトを開いて「さて」と考えたまま、何も浮かばず、時計は回って深夜2時なんてことに陥っている。
2年半、毎日毎日、日記を書き続け、元々書きたいことも書くことにも興味のなかった僕の引き出しは、スッカラカンになってしまったようだ。どこを探しても何もない。そもそも平凡に生活している僕のような人間が何か書くということに無理があるのではないかと感じている。
それと最近ほとんど心が揺れ動かない。しかし揺れ動かないと日記が書けない。それを無理矢理、揺れ動かし、書き続ける。その原稿が面白くない。より一層、書く気がなくなる。でも日記だから書かなきゃならない。悪循環はこうして続く。
そもそもの問題は一日の原稿に起承転結を付けようとしてしまったことだと思う。顧問目黒の『笹塚日記』のような行動記にすれば良かったものの、気持ちを書き込み過ぎたので、きつくなってしまった。
もうひとつ。キャラクターとして「炎の営業・杉江」というのが出来上がってしまっていて、それに合わせた原稿を書かなければいけないという状況。無理に演じているわけではないけれど、ジレンマを感じることがある。おまけにその「炎の営業・杉江」という虚名だけは一人歩きしていて、妙なところで声をかけられたり有り難がられたりする。何だかそういうものは想像以上にツライものだし、実力が伴わないだけに恐ろしい。
それでもとにかく書き続けるしかないと腹はくくっているものの、本日も只今深夜の1時35分。ああ。