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1月1日 元日 炎のサッカー日誌 2006.01

 Jリーグが始まる前、僕にとって、サッカー観戦といえばダイヤモンドサッカーと高校サッカーと天皇杯、それにワールドカップの夜中の中継に、友だちがいつもチケットをくれたトヨタカップとキリンカップか? サッカー観戦は少し距離のあるところにあった。

 それがJリーグが始まり、我らが埼玉にチームができ、気づいたら年間シートを購入し、ホーム毎試合を観戦するのはもちろん、アウェーにも出動していた。そしていつの間にかその街に引っ越していた。サッカーはすぐそこに、そう僕の生活の一部になった。

 浦和レッズは弱かった。ビックリするくらい弱かった。そう、つい最近まで、僕はレッズ戦を苦行と言っていたのだ。罵声怒号がスタジアムを埋め尽くし、喜怒哀楽でいえば「怒怒怒怒怒哀」と書きたくなるような展開だった。試合後はため息ばかり、自転車に乗れば悔しさがよみがえり涙を流していた。

 それが、あの頃夢に見ていた元日の国立だ。

 浦和レッズのゴール裏は、試合開始1時間以上前から通路まで人で埋め尽くされた。しかしかつてのナビスコカップ初ファイナル進出のときのような浮ついた興奮はなく、誰もが当然のようにこの場に立っていた。ここ数年の成績を見ればもう強豪といってもいいだろう。もはや僕らは勝つことを信じ、90分後には高々とトロフィーを掲げていることがわかっていた。まさに勝者のメンタリティーだ。

 元日、国立。コールリーダーの第1声から、優勝決定後約1時間に渡る国立ジャックまで延々とゴール裏には歌が響き渡った。そのコールは、そのまま浦和の街まで手渡され、その夜、居酒屋「力」の前ではビールかけ、プラワポイントの前では発煙筒とロケット花火が打ち鳴らされていた。

 優勝が当たり前…になりつつある浦和レッズを作ったのは、間違いなく僕らだ。
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