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2月1日(木)

 椎名誠写真展は無事終了。スタッフ一同、椎名さんから「写真展もイベントも100点満点の仕切りだった」と誉めていただき、感無量。椎名組のみなさん、デザイナーの呉さん、お疲れさまでした。撤収作業終了後、池林房で打ち上げ。片づけ要員として参加していた関口鉄平が、妙にはしゃいでいたのはなぜなんだろう。

「今日くらい代休を取ればいいのに」といろんな人から言われたが、一番疲れているはずの椎名さんが朝から北海道へ取材に行くとのことで、とても休んでなんていられない。おまけに日常の仕事は山盛りだし、2月の新刊『世界文学ワンダーランド』牧眞司著の営業は佳境なので、本日もいつも通り9時30分にキッチリ出社。同様に疲れきっているであろう事務の浜田もフラフラと自転車でやってくる。「俺たちは偉い」と自画自賛しあう。小さい会社は誰も誉めてくれないからこうやって自分で誉めるしかないのだ。

 しかしこんな忙しいときに引っ越していった目黒考二の辞書には「立つ鳥跡を濁さず」という文字はなかったようで、トトロの森は酷い有様。あまりに酷いので、3月号掲載の笹塚日記最終回の文面に涙し1Fへの机移動を許したことを深く後悔する。この人は決して甘えさせてはいけないのだ。

 というわけで「笹塚共同生活11箇条」を急遽作成。

一、仕事の邪魔をしない
一、整理整頓を心がける
一、荷物を増やさない
一、あくびは一日3回まで
一、首タオル禁止
一、使った食器は自分でかたす
一、冷蔵庫使用禁止
一、社員を助ける
一、靴、鞄、傘、キャリーカートはすべてひとつに限る
一、居候であることを忘れない
一、お家に帰ること

 まだいくらでも出てきそうだが、とりあえずここまでをプリントアウトし、目黒の机にビッタリ貼る。読者はなんて厳しいんだと思うかもしれないが、ほんとにほんとにこれくらいビシッと伝えておかないと、大変なことになるのだ。