WEB本の雑誌

3月20日(火)

 どうして俺はこんなところにいるんだ。明日は我が浦和レッズが世界に羽ばたく日だというのに。ああ、シドニーに行きたかった。

 約1ヵ月ぶりに顧問・目黒と再会。目黒は、週一ペースで会社に来ているのだが、来る時間が日中のため、僕は営業に出かけており、ずっと会えなかったのだ。

 京王線の営業へ。某書店さんで、とある営業マンが近々退職されるという噂を聞く。そういえば散々世話になっている別の営業マンも確か今月で退社。出版業界(営業)は今年のJリーグのようではないか。

 営業を終えて、会社に戻り、山のようになったデスクワークを片づけようと思ったところに、昨年助っ人を卒業し、某出版社に就職していったTが顔を出す。800ページの雑誌を校了したとあって、とってもスッキリした表情。「飲みに行きましょうよ」と誘ってくる。

 すっかり元気になった鉄平も鈴木先輩も本池も同様に誘ってくるので、意志の弱い僕はフラフラとついていくことに。そして大メシぐらいの鉄平のリクエストで焼肉屋に入る。

しばらくするとアマノッチもやって来て、就職活動の話。どこの出版社の試験にも本屋大賞が出るとか。彼らはその1回目から発表会等の手伝いをしているのだか、その問題は難なくクリアーできるだろう。なんなら自分がアンベールしたんですよ、くらい面接で威張ってこいというが、「いやいやいや」なんて尻込みする。

 ビール3杯飲んだところで、気づいたら酔っぱらっていて、偉そうに出版談義をしてしまう。するといつもは僕の話なんてまったく聞かない鉄平はじめ他の助っ人が真顔で僕を見つめ、うんうん真剣に話しを聞いているからあらびっくり。もしかしてこういう話し、好きなの?