5月11日(金)
通勤読書は、『小さな町』小山清著(みすず書房)。
戦前に新聞配達をされていた著者の、そのなかで出会った人々との交流を描く短編集。普通に生きる人々の暮らしが胸に迫る。
一日社内に残ってデスクワーク、というよりは、社内にある倉庫を整理する。
夜は上大岡のY書店Mさんたちと飲み会。10代にアルバイトしていたときの大先輩なので、未だに話を伺うときは思わず正座してしまう。駄洒落を飛ばしながらも、ときおり話す本に対する真剣な言葉を胸に刻む。そして最後に呟いたこの言葉が「オレ、もう51歳なんだ。定年まであと9年、良い本作って食わしてくれよ。こっちも頑張って売っていくからさ」がぐっと来る。
そうなんだよなぁ、書店、取次、出版社、三位一体なんていうけれど、まさにお互い食わし合っていく関係なんだよな。その歯車をうまく回す方法を考えないと。