WEB本の雑誌

5月28日(月)

 東京出張に来ていた京都の化学同人のYさんと昼飯。会う度に大きくなっているような気がするのだが、あと少しで体重が三桁の大台に乗るとか。

 このYさんはこのHPを見てメールしてきてくれた同業者なのであるが、僕が関西に出張に行く際、本の雑誌社が1泊分しか宿泊費を出してくれなかったので、Yさんの部屋に泊まらしてもらったことがある。とんでもないような気がするが、本当にとんでもない会社であり、僕だ。そして一宿一飯の恩義をいまだ返せず、友達になって誤魔化そうとしている今日この頃。

 出張といえば、親友のシモザワがなんと名古屋に転勤になってしまった。しかも単身赴任で、とても淋しい、ひとりじゃ寝られない、と毎夜メールしてくる始末。「うちに泊まっていいから名古屋出張に来てくれ」とうるさいので、急遽、名古屋を重点営業地域とし、これからしょっちゅう名古屋に行こうかと考えていたりする。

 本日の営業は、関西でも名古屋でもなく東京。ビルが建ちまくる東京。大手町のK書店さんは担当者が変わられていてひとまず新担当者さんにご挨拶。次に訪問した丸の内のM書店さんで久しぶりにUさんとゆっくりお話。江國香織さんや堀江敏幸さんのトークショーが開催されるとかで、いやはや活気がある。

 線路を越えてY書店さんへ。こちらも時代小説の棚が増えたりして、よりY書店さんのお客さんにあった商品構成を追求されている様子。KさんもMさんもいらっしゃらかったので、再度訪問することにして、銀座へ移動。K書店のYさんから「4月の文芸書は本当に酷かったのよ。あれで本屋大賞がなかったらどうなったことやら。本屋大賞様々よ。ありがとうね」と優しい言葉をかけていただく。涙。

 新宿や銀座などの若い女性が多い場所では『東京てくてくすたこら散歩』伊藤まさこ著(文藝春秋)が絶好調! 小説ではないけれど、少し売れる物が出てくるといいなと思う今日この頃。