6月13日(水)
年々、地肌比率の高まる頭頂部を攻撃的な太陽がジリジリと焦がす。暑い。6月の初めにしてすでに夏。昨日より夏版営業七つ道具のひとつ水筒を持参。重いけれど、喉が渇く度に、ドトールや缶ジュースを買っていては、とても小遣いがもたない。
営業は神保町。
まもなく神保町本店と名称の変わる三省堂書店神田本店さんを訪問。4階のリニューアルが終わっていたので、早速覗くと、いきなりエスカレーター正面の棚が湾曲していて、カッコイイ。そのまま誘導されるように売り場に入ると、きれいな背の高い棚に入れ替わっていて、とっても広々した印象を受ける。平台がついていない棚だから、通路が広く見えるのか。そして場所柄を活かした大展開をされている「出版・編集の本」コーナーでは「本の雑誌バックナンバーフェア」を開催していただいていて、いやはや有難い。
担当のEさんに話を伺うと、ジャンルによって強弱はあるものの、全体の蔵書量は増えているそうで、お客さんがしっかり本を探して見つけられるようになればとのことだった。
そんななか一番調子が良いのが「自由価格本コーナー」で、こちらはお近くの八木書店さんからバーゲン本を仕入れ、販売しているとか。普通バーゲン本というと、趣味・実用書あるいは美術書なんていうのが多いけれど(それはおそらくそれらが売れ筋だからだろう)、こちらはしっかり4階に合わせ、人文書などが多く品揃えをされていて面白い。
「気をつけて仕入れないとまだ棚にある本(新刊)が安くなっていたりするんですよ。あとバーコードを消しておかないとレジを普通に通っちゃうんですよ」
まだまだ古本の扱いには慎重さが必要だろうが、ここまで絶版品切れのサイクルが早くなると、新刊、古本に限らず「本屋」になる日が近いのではなかろうか。
その後、書泉さんや東京堂さんを廻り、白山通りのある本物の古本屋さんを訪問し、かつて四ツ谷のB書店にいらしたSさんとお話。するとSさんも「金があったら、新刊と古本を一緒に扱う本屋をやりたいね。ジャンルを特化してさ。そうでもしないと町の本屋は生き残れないよ」と話されていた。
10年後の本屋さん…どうなっているんだろう。