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6月19日(火)

 立川を営業。

 立川はいったいどこまで発展するのだろうか。駅ビルの工事が進んでいるが、その奧にも商業ビルのようなものが建設されている。

 そんな街にあるのがオリオン書房さんで、それぞれの立地に合わせ、各店が違った品揃え&雰囲気を作っているのが面白い。

 各店を廻って、最後にノルテ店の本屋大賞実行委員でご一緒しているSさんを訪問すると「7月から文芸書のメインからは外れ、本部的な仕事になるんですよ」と話される。Sさん自身、当然売場に立って本や棚を触っていたいだろうが、立場的にこれからは出版社との交渉ごとなどが増えていくだろう。それは一般的に出世というか昇進なのだと思うのだけれど、同年代の、そして長年つき合ってきた書店員さんが、売場から離れていくのはただただ淋しい。

Sさんと初めにあったのは、このノルテ店のオープン時だった。妙にしっかりした発注が来たなと思い訪問したら、うちの本はともかく、渋いミステリーやSF、そして翻訳ものなどが並んでいてビックリしたのだ。

 そんなことを思い出しながら、帰路、『ぼくらが惚れた時代小説』山本一力、縄田一男、児玉清(朝日新書)を読む。あとがきに書かれているように最近の作品にあまり触れられていないのが残念だけれど、僕のような時代小説初心者には、その歴史と代表作がわかるうれしい1冊。しかし3人の小説そのものだけでなく、映画やドラマなどにまで精通した知識に頭が下がる。