WEB本の雑誌

9月18日(火)

通勤読書は『露の玉垣』乙川優三郎(新潮社)。とても地味な歴史小説だけれど、かなり好きかも…。

9時32分、出社。ほんとはもっと早く出社したかったのだが、息子と遊んでいるうちに時間が過ぎていた。夜、帰宅したときには家族全員寝ているので、朝と休日だけが僕が家族とともに過ごせる大切な時間なのだ。

メールチェック。必要なものに返事を書き、収録の日程が決まった『おすすめ文庫王国2007年度版』の座談会の出席者に連絡。目黒さんから『何もない日々』の原稿が届いていたので早速アップ。先日、「今年の文庫ベスト1」を発見したので目黒さんに送っておいたのだが、それをまだ読んでいないようなので、「絶対読むべし!」と脅迫。アマゾンに表紙画像を送る。

11時17分。某出版社の知人からメールが届く。

そこには「『本の雑誌』10月号、いまニッポンの文庫はどうなっているのか! すっごくいい内容ですね。各文庫の創刊時の広告が網羅されているのと生存率…永久保存号になりました。すっごく苦労されたんじゃないでしょうか? 力作ですよね。思わずうちの社の人間にも「すごいっすよ! 本の雑誌の今月号!」と言ってしまいました!」と書かれていた。

う、うれしい。泣けてくる。9月号の「エンタメ・ノンフ」特集に続き、勝手に特集を仕切ってしまった10月号。果たしてどう受け入れられるか、心配だったのだ。半年以上助っ人を使って調べた甲斐があったというもの。助っ人諸君、ありがとう。

お礼のメールを送り、事務作業をしているとあっという間に12時8分。誰も席を立たないので、代表してささ家に弁当を買いに行く。小林と松村はさばしお弁当、浜田はさけ弁。僕はおかかおにぎりとさけおにぎり、それとかぼちゃの煮たやつ。

昼食中、助っ人の関口鉄平が来たので、しばしいじめ、ストレス解消。

1時、営業へ。
大手町に向かうが、K書店、Y書店さんともに担当者さん不在で残念無念。東京に移動するが、こちらもなかなか会えず、本日撃沈かと思っていたら、八重洲ブックセンターでいつもは忙しくてなかなかお話できないKさんとじっくりお話ができた。良かった、良かった。

ここ八重洲ブックセンターでは、8月の新潮文庫裏100選に引き続き、今月は文春文庫の裏100選のフェアを開催しているのだが、この売れ行きベスト10がもうビックリの10冊なのだ。

1位『満州鉄道まぼろし旅行』川村湊
2位『幻の漂泊民・サンカ』沖浦和光
3位『考えるヒント』小林秀雄
4位『中国てなもんや商社』谷崎光
5位『その男』1巻 池波正太郎
6位『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三
7位『凡宰伝』佐野眞一
8位『遺言』川上哲治
9位『血族』山口瞳
10位『長い旅の途上』星野道夫

しかしそもそもこれらの作品を選んだ八重洲ブックセンターの方々の選択眼に脱帽。
これからもいろいろと面白いフェアをやっていくようなので、目が離せない。

銀座へ移動し、先週お会いできなかった書店さんを訪問。マロニエゲートがオープンし、かなりの人出だったようだが、書店さんの売上に変化はなかったようだ。この後、丸井がオープンするのだが、果たしてどうなるか。

銀座を終え、御茶ノ水の丸善さんへ。

Yさんと文芸書の情報交換した後、文庫のYさんにご挨拶。こちらの文庫売り場は、Yさんの書くPOPが有名だが、ほんと煽られるというか、背中を押す素晴らしいPOPばかり。現在は『閉鎖病棟』帚木蓬生(新潮文庫)が大きく展開されているのだが、なんと先週末から並べて、すでに50冊以上売れているというではないか。もしかして『行きずりの街』志水辰夫(新潮文庫)の再評価&バカ売れに続くのは、これなのではなかろうか。もちろんYさんのPOPがあってこそなんだと思うけれど。

17時32分、帰社。

メール、チェック。特記事項なし。
注文の整理の後、この日誌を書く。営業脳から編集脳に切り替えるのに、ちょうど良い。
編集者にへんしーん!!