1月23日(水)
雪。
営業に向かおうとしたら、社内の面々から「どこへ行くんですか?」と聞かれる。営業に決まっているではないか。「こんな雪なのに?」と哀れまれるが、営業を5年も10年も続けていると雨だろうが、雪だろうが、雷だろうが、天気のことなんて気にならなくなる。本は作っただけでは商売にならないのだ。売ることがあって初めて商売=仕事になるんだよ。そう言い聞かすと「雪でも来ましたって、トークですか?」 アホ、そんなに甘くないわい。その証拠に、柏のS書店さんで「今日は営業が多いなぁ」と言われてしまった。
しかし天気は気にならなくても、寒いのは寒いわけで、年々装備が増えていく。
手袋から始まり、マフラーにいき、靴下の2枚重ねに行き着いた。それでも我慢できず一昨年より股引を穿くようになってしまい、これでもし夜のお誘いがあっても、ズボンは脱げなくなってしまった。
ところがそれでも耐えられなくなり、今年からタートルネックのセーターをジャケットの下に着ている。もうこれ以上着ることはできないのではない。あとは目黒や浜本のように太るしかないのか。
夜。
松戸良文堂の高坂さん他、出版社、取次店の人と飲む。
出版営業が一番ツライのは「いつまでも前任者宛に電話がかかってくることだぁ」となぜか叫んでしまう。