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1月24日(木)

5月号の特集を担当することになり、その依頼で一日が終わる。猛烈に神経を使う仕事だったので、終業時間の18時にはフラフラとなる。しかも、いくつか決定的なミスを犯してしまい、ぐったり。深い深い自己嫌悪に陥る。

一昨日営業で廻った埼玉は、ショッピングモールの大進出の影響で、書店さんの開店と閉店が続いている。出版社の民事再生法の申請や倒産が騒がれているが、書店の閉店も多い。

それにしても埼玉。平日と休日で、人の流れがこんなに違う都市も珍しいのではなかろうか。平日は駅近辺、休日は郊外のショッピングモールに渋滞の列。もはや駅前だからといって商売ができるものではないし、しかしショッピングモールだって、これだけ出店が進めば過当競争が始まるだろうしで、いったいこの先どうなってしまうのか?

長年廻っていたお店が閉店になるのは、本当に淋しい。在庫の減らされている店内を眺め、深いため息をついた。まだ担当者さんと別の店で会えるだけ幸せかな。

通勤読書は、『自分で釣って、自分で開く。—嵐山光三郎の史上最強の干物』嵐山光三郎(SUN MAGAZINE MOOK 別冊つり丸)。

こちらはもうまもなく発売となる、椎名編集長の10年ぶりの怪しい探検隊シリーズ『わしらは怪しい雑魚釣り隊』と交互に「つり丸」に連載されていたもので、嵐山光三郎さんが、魚を釣るだけでもなく、食うだけでもなく、釣った魚を、その舟の上で開いて干して干物にしてしまうというルポである。アジから始まり、ヒラメの観音開きやら、ついには鯛の開きまで作ってしまうのには驚いた。うう、美味そうであり、楽しそう。

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