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1月25日(金)

通勤読書は、昨日の『自分で釣って、自分で開く』に引きずられ、海魚もの。『漁師町のうめぇモン!』西潟正人(生活情報センター 2007/2:倒産)。こちらは通勤途中のバーゲン本のなかで発見した本なのだが、そのタイトルどおり、日本中の漁師町を歩き、うめぇ地魚を食うルポ。見開きで一地域・一うめぇもんなのだが、読みごたえ充分。こういう旅がしてみたい。

本日は総武線を新小岩から千葉まで営業。

船橋のときわ書房・宇田川さんに指摘されて、気付いたのだが、翻訳ミステリの出版点数は激減の一途なのだ。かつては翻訳ミステリで平台をにぎやかにしていた新潮文庫や文春文庫ですら毎月1点出るかどうかで、下手すると文庫の新刊ラインナップに翻訳ものが入っていないこともある。私が本の雑誌社に入社した10年前は、トマス・H・クックやロバート・ゴダードの新刊が出るたびに書店員さんと大騒ぎしていたのに……。しかしなぜか外国文学は好調だったりするのが不思議だ。

某書店さんで、必死になって売り場を駆けずり廻っている書店員さんを見かけ、何だか涙が出てしまった。先月訪問したとき「自分が休みでも来たいお店にします」と話していたのだ。

いったんお店を出て、涙を抑え、再度訪問。でもダメだ。真剣なその表情、その言葉を聞いているだけで、涙が出てしまう。頑張ってください、いやお互い頑張りましょう!!

長渕剛の「Myself」をi-podで聴きながら帰社。

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