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3月14日(金)

 先日、某書店員さんと某出版社広報担当者さんと飲んだとき「杉江さんには女子度が足りない!」と説教をされたため、帯に「『女子好き』な女性たちのみずみずしい日常の物語」とある『主題歌』柴崎友香(講談社)を読む。

 これがもうまさに女子の生活そのものを描いた作品で、先に読んでいた事務の浜田曰く「女子心をグッと鷲づかみに」されるそうだ。ちなみに事務の浜田が女子なのかという問題は、脇にどけておく。

 で女子度がないと叱責された私の感想は、大手書店さんのバックヤードを開けたときのような気分に陥いってしまった。ようは自分の居場所がないというか、なんだろう、私が求めているのは女子ではなく、女なのである…って別に求めているわけでなく、うーむ、南無阿弥陀仏。

 広尾のR書店さんを訪問。六本木A書店のIさんが異動になっていて、六本木ではマネージメントが主だったのだが、こちらでは棚を触れてうれしそう。やっぱり根っからの書店員さんなのである。

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