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2010年4月 水平直読み直進号 No.322

4月 水平直読み直進号 No.322
定価:700円
取次搬入:2010年3月10日
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 Jリーグもプロ野球も開幕し、いざ球春到来! というわけで本の雑誌4月号の特集は日本全国47都道府県のご当地本が一堂に会し、日本一の座を競いあう「本の甲子園大会」。題して「ご当地小説グランプリ!」だ。北は北海道から南は沖縄まで10ブロックで予選を開催、選ばれたブロック代表が杉並区立和田堀公園に集結。野球場はカギがかかっていて入れなかったので、急遽、隣のサッカー場に移動し、いざ決戦。ヒグマが吠え御柱が急坂を滑り、金ギョーザが空を飛び霧島山が大噴火、ぼっけぇ燃える大騒ぎの中、みごと石ば割って咲いたのは○×県代表の『○○日○』だあ! って、グランプリがどうやって決まったのか、気になる人は16ページを見るように。さらに国民作家・司馬遼太郎のご当地度を分析する調査報告に読者のすすめるご当地本もあるぞ。さあ、あなたのご当地からエントリーされた本はなにか。どこどこ応援しよう!

 新刊めったくたガイドは三橋曉が『ベヴァリー・クラブ』の大胆不敵な破壊力に注意をうながせば、山崎まどかは新しい地平を拓く中南米文学最前線の力に感服。大森望がIQ160のスーパー猫ガミッチと時空を跳べば、宇田川拓也は梓崎優のデビュー作『叫びを祈り』をなにを措いても読め!と絶賛。アライユキコがひたすらストイックな中村うさぎの『狂人失格』に「小説」を感じれば、金子のぶおは「地図から読む事典」から始めて、洞窟、広重と東京散歩! そして北上次郎は万城目学の最新刊におっとびっくり! さあ、おじさんは万城目学とコンテキストが共有できたのかどうか、ぜひとも確認してくれぇ!

 そして今月は第6回本屋大賞授賞者、湊かなえが満を持して登場! 本屋大賞の副賞10万円分の図書カードで購入した60冊を一挙「告白」。南の島に送った本とは、なにか。いざ、注目だ。さらに乙女派書店員・高頭佐和子が妄想と極道のオヤジ雑誌を読み比べすれば、高野秀行がブルガリアの岩石薔薇男おじさんとの出会いを実録エンタメ・ノンフで激白。おまけに昨年八月号の「城本座談会」に怒り心頭の中世城郭研究会所属編集者が乱入し、史蹟研究会出身の内田剛氏にリベンジマッチを挑めば、先月号の対談で「作家の言い分」ページを作れ、と言った絲山秋子が「群像」の創作合評にガツンとモノ申して、おっと、ドキドキ。一色即発、地雷を踏んだらサヨウナラ、の本の雑誌では、なんと「作家の言い分」を募集中! 作家の人も作家じゃない人も本の雑誌4月号で、すっきりさわやか、さあ、春を迎えよう!

目次

今月の一冊

トヨザキ社長の「寄らば斬る!」/マッカーシーが描く血まみれの“真実” 豊崎由美
南の島へ送った六〇冊の本 湊かなえ
最悪の仕事から動物裁判までわけがわからんヨーロッパ 宮田珠己
伝説的ジャズミュージシャンからもらったカツマー本(ちがうか) 高野秀行

特集:ご当地小説グランプリ!

 阿鼻叫喚ヒグマ小説の恐怖 黒田信一
 寒いけど熱いトーホグ人の心意気 久美沙織
 『卵洗い』のもどらない時間に漂う 石田 千
 「霧の子孫たち」と牛山先生のこと キッチン野口
 金ギョーザにトロリーバス 大矢博子
 和歌山と滋賀の好勝負!? 神谷竜介
 故郷を舞台にした魅力的な物語 児玉憲宗
 遍路めぐりで四国の幻想小説 森下一仁
 火の国九州の底力を見よ! 高倉美恵
 伝説の空手家と戦前の那覇の風景 新城和博

ご当地小説グランプリベイブレード対決!
読者アンケート/私のご当地本! 
司馬遼太郎はご当地で売れているのか!

作家の言い分/間違いの野放しは気持ち悪い! 絲山秋子
乙女派書店員レポート/妄想と極道のオヤジ雑誌読みくらべ! 高頭佐和子
こんな授業をしています/「アドバンテージ」の意味  古屋美登里
実録エンタメ・ノンフ人生/ブルガリアの岩と薔薇(前編) 高野秀行
城本リベンジ対談/『日本名城百選』を忘れるな! 八巻孝夫vs内田剛

新刊めったくたガイド

破壊力満点『ベヴァリー・クラブ』にご用心! 三橋曉
新しい地平を拓く中南米文学最前線 山崎まどか
IQ160のスーパー猫ガミッチ見参! 大森望
素敵で偉大なる傑作梓崎優『叫びと祈り』を読むべし! 宇田川拓也
ひたすらストイックな中村うさぎの「小説」 アライユキコ
「地図を読む事典」から始めて、洞窟、広重、東京散歩! 金子のぶお
万城目学最新刊にびっくりなのだ! 北上次郎

少年よ『勇気の季節』を読め! 穂井田直美
わたしたちにできることは 伊野尾宏之
インタビュウから映画評まで収めた『伊藤計劃記録』 山岸真
尾崎一雄の私小説「N君健在」 荻原魚雷
縄文から伝わる漆の大胆な歴史 渡邊十絲子
破格の天才・弥勒先生の絵と人生 石川春菜
ロック魂と巨石愛 ジュリアンの巨石遺跡本 風野春樹
オビミシュラン M・オビスピエール

『JJ』の最新号は必殺の神技によって発売前に完売しました 坪内祐三
ミーツへの道/ヒットと暗雲 江 弘毅
闇夜の灯台 鏡明
南の話/マックとバブ 青山南
文学賞記者日記 
ヒーローたちの荒野/矮小化された二〇〇七年のヒーロー 池上冬樹
サッカーストーリーズ/夕映え はらだみずき
タロットにしたがって読むパヴィッチの本 円城 塔
終戦直後の心理サスペンス『孤独な場所で』 吉野 仁
奇跡の融合!? 不朽の名作生ける屍の群 池澤春菜
日本にきた「二人妻」アインの手記 柳下毅一郎
今月書いた人
掲載図書索引

続・棒パン日常/詩的表現  穂村弘
三角窓口/草をはむ中野の「ひでよしちゃん」って誰だ!? 他
小学3年生書評家ゆきちゃんの読んで育つ ゆきちゃん

キムラ弁護士小説を書く/町田秀子という女(その4) 木村晋介
歩く旅/金沢、水の情景 沢野ひとし
今月のお話/馬酒をもらって考えたこと 椎名誠
後記

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