担当=牧眞司

波瀾万丈な人生のなかにの潜む
2020年1月21日11:29

【今週はこれを読め! SF編】

波瀾万丈な人生のなかにの潜む"得体の知れぬ"裂け目
 メキシコ出張中、急な雨を避けるために飛びこんだ古本屋。ほとんどはスペイン語の安手のペーパーバックだったが、棚の下のほうにハードカバーが何冊かある。私の目を引い...
ラヴクラフトを切歯扼腕させる十六篇
2020年1月14日11:28

【今週はこれを読め! SF編】

ラヴクラフトを切歯扼腕させる十六篇
 H・P・ラヴクラフトの系譜に連なるフィクションは、ひとつの文芸ジャンルを形成するほどである。ご本尊はその気はなかったのだろうけれど、彼の死後、オーガスト・ダー...
横たわるグリオール以前と、死んだグリオール以後
2020年1月7日11:34

【今週はこれを読め! SF編】

横たわるグリオール以前と、死んだグリオール以後
『竜のグリオールに絵を描いた男』につづく、シリーズ第二短篇集。この欄で前作を取りあげたおりにふれたが(http://www.webdoku.jp/newshz/...
寄稿者の持ち味が十二分に発揮されたオリジナル・アンソロジー
2019年12月24日11:21

【今週はこれを読め! SF編】

寄稿者の持ち味が十二分に発揮されたオリジナル・アンソロジー
 創元SF短編賞出身作家を中心に編まれたオリジナル・アンソロジー《Genesis》の第二巻。第一巻『一万年の午後』(http://www.webdoku.jp/...
間口が広い物語と、ロジックの通った展開
2019年12月17日17:53

【今週はこれを読め! SF編】

間口が広い物語と、ロジックの通った展開
 松崎有理は現代日本SFの良き中庸といえるだろう。テーマと表現の両面で先鋭に走らず、かといって定型化した小説パターンで流すのでもなく、独自性があって間口の広い作...
複雑にもつれる多民族・多文化の未来史
2019年12月10日10:31

【今週はこれを読め! SF編】

複雑にもつれる多民族・多文化の未来史
 アリエット・ド・ボダールは2006年から作品発表をはじめ、これまでにネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞を受賞し、各種の年刊SF傑作選へも多くの作品が採られ...
斬新なアイデアで展開される、決定論と自由意志をめぐる哲学的洞察
2019年12月4日12:19

【今週はこれを読め! SF編】

斬新なアイデアで展開される、決定論と自由意志をめぐる哲学的洞察
 今年五月に原書刊行されたばかりのテッド・チャンの第二短編集。この早さでの邦訳は嬉しい。(12月4日発売)  収録されているのは、2005年以降に発表された九篇...
困難なミッションに挑む、量子魔術師と個性溢れるメンバーたち
2019年11月28日11:17

【今週はこれを読め! SF編】

困難なミッションに挑む、量子魔術師と個性溢れるメンバーたち
 舞台となるのは人類が宇宙へと広がり、複雑な人種的葛藤と利益対立の多国家文明を築いている遠未来。"魔術師"と異名をとる主人公ベリサリウス・アルホーナは、量子的感...
遍歴のなかで次々と物語内人物に重なる、ロマンチックな異界往還譚
2019年11月19日10:37

【今週はこれを読め! SF編】

遍歴のなかで次々と物語内人物に重なる、ロマンチックな異界往還譚
 アメリカの怪奇幻想文学史を概観した資料を読むと、日本ではさほど知られていないものの、〈ウィアード・テールズ〉以前の時期に活躍した重要作家としてかならず言及され...
「宇宙」と「時間」、対になった二冊のテーマ・アンソロジー
2019年11月12日17:22

【今週はこれを読め! SF編】

「宇宙」と「時間」、対になった二冊のテーマ・アンソロジー
 二冊組みのアンソロジー。いっぽうは「宇宙」、もういっぽうが「時間」がテーマだ。作品を寄せているのは、創元SF短編賞からデビューした俊英たちである。  同賞は、...