担当=牧眞司

ケン・リュウ選とは味わいの違う、新しい中華圏SFアンソロジー
2020年7月14日09:23

【今週はこれを読め! SF編】

ケン・リュウ選とは味わいの違う、新しい中華圏SFアンソロジー
 鳴り物入りで邦訳された劉慈欣『三体』をはじめ、日本でも中華圏SFの活況が紹介されはじめている。中華圏と日本に両国のSF界の架け橋として大活躍しているのが、本書...
三体人の圧倒的有利に抗うため地球側が仕掛ける面壁計画
2020年6月30日12:26

【今週はこれを読め! SF編】

三体人の圧倒的有利に抗うため地球側が仕掛ける面壁計画
 いよいよ三体人の地球侵攻がはじまった。 身体構造的に虚偽や隠蔽ができず、そもそもその概念すら持ちえない三対人にとって、地球人はおぞましい蛇蝎なのだ。滅ぼすべし...
二重の有徴を背負った人生、呪われた天分、世界を護り/滅ぼす才能
2020年6月23日18:42

【今週はこれを読め! SF編】

二重の有徴を背負った人生、呪われた天分、世界を護り/滅ぼす才能
《破壊された地球》三部作の開幕篇。待望の邦訳である。 「待望」というのは、その前評判(というか実績)が尋常ではないからだ。  本書『第五の季節』は2015年刊、...
機械論的な時間ループではなく、記憶と歴史の物語
2020年6月16日12:53

【今週はこれを読め! SF編】

機械論的な時間ループではなく、記憶と歴史の物語
 これは、ひとりの女性の人生、第二次大戦を挟んだ激動の歴史、そして、なにより「記憶の物語」だ。外形的には時間ループSFとも言えるが、そう称されるおおよその小説が...
前作から大きくスケールアップ、映像的表現の迫力
2020年6月9日09:42

【今週はこれを読め! SF編】

前作から大きくスケールアップ、映像的表現の迫力
 希代のストーリーテラー、マイクル・クライトンの疫病SF『アンドロメダ病原体』の続篇。宇宙由来の菌株(ただし生物的存在ではなく自己展開する「因子」と呼ぶのがふさ...
里程標的作品から現代の新鮮作まで、人狼テーマの饗宴
2020年6月2日13:05

【今週はこれを読め! SF編】

里程標的作品から現代の新鮮作まで、人狼テーマの饗宴
『幻想と怪奇』第2号は、特集「人狼伝説 変身と野生のフォークロア」。  巻頭カラーページの「人狼映画ポスター・ギャラリー」が楽しい。これは本文掲載の「菊地秀行イ...
7分間のお楽しみ。いずれ劣らぬ十一篇。
2020年5月26日12:20

【今週はこれを読め! SF編】

7分間のお楽しみ。いずれ劣らぬ十一篇。
 昨夏に刊行された『5分間SF』につづく、草上仁の短篇集。〈SFマガジン〉に1991年から2006年にかけて発表された十篇に、書き下ろしの一篇を加えた一冊だ。 ...
初期筒井短篇の社会批判と心理的題材
2020年5月19日12:16

【今週はこれを読め! SF編】

初期筒井短篇の社会批判と心理的題材
 ユニークな海外SF翻訳によって、俄然、読者の期待を集めている竹書房が、日本SFにも乗りだした。第一弾は、筒井康隆初期短篇の再編集版。編者はファンにはお馴染みの...
奇妙な全体主義の成立と凋落、孤独と想像力をめぐって
2020年5月12日12:55

【今週はこれを読め! SF編】

奇妙な全体主義の成立と凋落、孤独と想像力をめぐって
 ケイト・ウィルヘルムの代表長篇。単行本刊行の翌年(1977年)にはヒューゴー賞とローカス賞を受賞している。1982年にサンリオSF文庫から邦訳が出たものの、ほ...
ヤング・カーティス・ニュートン、青二才からヒーローへ
2020年5月5日11:46

【今週はこれを読め! SF編】

ヤング・カーティス・ニュートン、青二才からヒーローへ
 人気スペースオペラ《キャプテン・フューチャー》のリブート版。月面チコ・クレーターの秘密基地から出動する知恵と力と勇気のヒーロー、キャプテン・フューチャーことカ...