担当=牧眞司

ケン・リュウ編の中国アンソロジー第二弾!
2020年3月24日19:00

【今週はこれを読め! SF編】

ケン・リュウ編の中国アンソロジー第二弾!
『折りたたみ北京』に続く、現代中国SFを紹介するアンソロジー。編者ケン・リュウは「序文」で、こう告げる。 包括的であったり、代表的であったりすることを狙いとした...
〈暦法〉宇宙国家への異端の侵攻。めくるめく展開のスペースオペラ。
2020年3月17日15:56

【今週はこれを読め! SF編】

〈暦法〉宇宙国家への異端の侵攻。めくるめく展開のスペースオペラ。
 エキゾチックな設定のもとで展開されるモダン・スペースオペラ。原書は2016年に刊行され、ローカス賞第一長篇部門を受賞している。  数学と暦によって構成される体...
浪漫の帝都と大陸の新興都市が舞台、波瀾のスチームパンク
2020年3月10日13:24

【今週はこれを読め! SF編】

浪漫の帝都と大陸の新興都市が舞台、波瀾のスチームパンク
 和製スチームパンクの第三作。設定は第一作、第二作からつづいているが、物語としては独立しているので、この巻だけ読んでも支障はない。ただし細かいくすぐり----た...
第二次『幻想と怪奇』に喝采!
2020年3月3日10:35

【今週はこれを読め! SF編】

第二次『幻想と怪奇』に喝采!
 伝説の雑誌〈幻想と怪奇〉が45年の歳月を経て甦った!  昨秋に旧号12冊から作品を採った『幻想と怪奇 傑作選』を刊行し、このたび第二次『幻想と怪奇』として新創...
福島、イラク、新疆ウイグル自治区......核をめぐる因縁が東京で交叉する
2020年2月25日22:13

【今週はこれを読め! SF編】

福島、イラク、新疆ウイグル自治区......核をめぐる因縁が東京で交叉する
 ワン・モア・ヌーク(核をもう一度)。  新国立競技場を爆心地とする核テロ計画の中心メンバーのひとり、ムフタール・シェレペットが唱えた言葉だ。彼女は言う。 「え...
「珍しさ」より「質」を重視した、選りすぐりの十篇。
2020年2月18日12:34

【今週はこれを読め! SF編】

「珍しさ」より「質」を重視した、選りすぐりの十篇。
 過去十年に発表された日本SFの傑作選。『2』は「新鋭篇」で、採られているのは次の10篇。  小川哲「バック・イン・ザ・デイズ」◎  宮内悠介「スペース金融道...
卓越したプロデュース力と圧倒的な読者力による傑作アンソロジー
2020年2月12日10:25

【今週はこれを読め! SF編】

卓越したプロデュース力と圧倒的な読者力による傑作アンソロジー
 2010年代に日本で発表されたSF短篇の傑作を選りすぐったアンソロジー。こんかい取りあげる『1』は「ベテラン篇」で、小川一水、上田早夕里、田中啓文、仁木稔、北...
ハイテク廃棄物のディストピア、最周縁から世界を批判する哀しきモンスター
2020年2月4日15:46

【今週はこれを読め! SF編】

ハイテク廃棄物のディストピア、最周縁から世界を批判する哀しきモンスター
 現代中国SFの話題作。サイバーパンクの系譜を引く近未来ディストピアを、アクション・ノワールの味わいに仕上げている。さながらパオロ・バチガルピの好敵手といったと...
悲しげな歌を歌う怪獣、全体主義に抗う《人間》
2020年1月28日15:59

【今週はこれを読め! SF編】

悲しげな歌を歌う怪獣、全体主義に抗う《人間》
 原著は1965年刊。邦訳は、まず67年に大光社《ソビエトS・F選集》の一冊として『怪獣17P』の題名で刊行、78年にはサンリオSF文庫で原題に即した『旅に出る...
波瀾万丈な人生のなかにの潜む
2020年1月21日11:29

【今週はこれを読め! SF編】

波瀾万丈な人生のなかにの潜む"得体の知れぬ"裂け目
 メキシコ出張中、急な雨を避けるために飛びこんだ古本屋。ほとんどはスペイン語の安手のペーパーバックだったが、棚の下のほうにハードカバーが何冊かある。私の目を引い...