WEB本の雑誌

2月22日(金)

 ここ2ヶ月、異様なほど真面目に仕事をしている。それもこれもJリーグがオフで、我が愛すべき浦和レッズの試合がないからだ。今年はこのオフにプラスして、W杯期間中Jリーグがお休みとなる。正直言って、今、僕はW杯(日本代表)よりもJリーグ(浦和レッズ)に興味があるため、このお休み期間がなんとも歯がゆい。どうにかコネにコネを利用してW杯のチケットは手に入れられそうだけれど、まあ、それはお祭りであって、日常ではない。出来ることならW杯期間中もJリーグを開催して欲しいものだ。

 とにかく、現在僕はとても品行方正、真面目に仕事をしていて、今まで訪問できていなかった書店さんに顔を出しつつ、新たに雑誌や単行本を置いていただける書店を増やすべく地道にアプローチしていたりする。

 本日は、今までほとんど顔を出せずにいた八王子に足を踏み入れ、何軒かの書店さんにご挨拶。初訪問というのは何年経っても緊張するもので、挨拶の声が思わず小さくなってしまうのが情けない。そんななか駅ビルS書店さんを初訪問。ここは、以前電話で何点か注文を頂いたことがあり、その電話を受けた事務の浜田から絶対訪問するようにと忠告を受けていたのだ。

 早速、担当のIさんと名刺交換すると、いきなり「おお、杉江さんがやってきてくれた!」と驚かれてしまう。「えっ?」とビックリして問いかけると、なんとIさん、熱心な椎名読者であり、また『本の雑誌』もしっかり読んでくれているとのことで、有り難い限り。雑誌棚を確認すると『本の雑誌』がしっかり面陳されているし、単行本の棚にも何点か並べられている。詳しくお店の話を伺うと、わりと年齢層の高い読者が多いようで、直木賞の2点も山本一力著『あかね空』がダントツだという。初訪問書店さんでこういう話が聞けるのが、僕として何とも幸せな時間である。「これからはせめて2ヶ月に1度くらい訪問できるよう頑張りますのでよろしくお願いします」と挨拶をし、お店を後にする。

 『本の雑誌』というのは、知っている人はすごく知っていて、知らない人はまったく知らないというかなり極端な雑誌だと思う。それは会社の知名度としても同じことで、書店員さんにこちらの名刺を差し出しても、とても胡散臭い物を見るような眼をされることもある。しかし、まあ、それはそれで仕方ないと僕は思っている。少しずつ少しずつ知ってもらえばいいし、知った上で売ってもらいたいという気持ちもある。

 初訪問の書店さんを10件廻って、例えそのなかで好意的に話を聞いてくれる書店さんが1件だけしかなかったとしても、その1件を大事に営業して行きたいと考えている。そして残りの9件のうち、徐々に徐々に好意を持ってもらえたとしたらそれはとても幸せなことだ。その日を夢見、今、妙に真面目に仕事をしている。