6月20日(木)
ベスト16が出揃ってW杯も束の間の休息。決勝戦を除いて、ここからのベスト8、ベスト4が一番激しい戦いが見られるというのに、「ワールドカップも終わっちゃって…」なんて挨拶が飛び交うとは、サッカーバカにはとても信じられない世の中だ。
ただこの二日間に選手同様、僕も身体を休めようと考えていたのに、昨日は浮き球の納会、今日は木村晋介法律事務所設立20周年記念パーティーと立て続けに飲み会が入ってしまう。
おまけに浮き球の飲み会では、ここ1年まったく参加していないことを酔っぱらいの集団に叱責され、背中をバチンバチン叩かれてしまった。家に帰り、妙に背中がヒリヒリするなと鏡に映してみると真っ赤なモミジのみみず腫れ。最悪。
そして昨日。パーティーの後、目黒、浜本、松村、吉田母子の本の雑誌組で池林房に流れた。すると突然、今まで読んでいることすら僕に伝えてこなかった目黒が、この『炎の営業日誌』をやり玉に挙げ、いきなりドラえもんがジャイアンに変身したかのような厳しい言葉を吐き出し始める。隣に座っていた浜本も突如スネオ君化し「そうだよジャイアンの言うとおりだよ」の一点張り。こうなったら唯一味方になってくれるはずの静ちゃんこと松村を涙目で見つめるが、その松村…。そっぽを向いて、僕の大嫌いな湯葉入りグラタンとやらを黙々と食べているではないか。完全にのび太化した僕はただただ黙って目黒の小言を聞いていた。
キレイ事、熱血の空回り、書き込み過ぎ、最後には「表現者の自覚の欠如」なんていうのまで飛び出した。確かに言われていることはどれもごもっともな意見、というか僕が気にしている部分をピンポイントで直撃してくることばかりであまりにツライ。それに助っ人学生から「虚言者」と言われることはあっても、表現者なんて誰からも呼ばれたことは今まで一度もなく、またそんなものになりたいと思ったこともないのに何だかツライ。
そして、いくつか反論を試みようと思ったが、声にならず消えていく。そもそも、どうしてこの人達は、2年近くに渡って、単なる営業マンが、手当もなく、誰よりも多く書き続けている…ということを誉めようとしないのか、思わず根本的な人格を疑いたくなってしまった。何事にも順序というものがあるのではないか。
しかしどれもこれも言葉に出来ず、編集者というのはこういう狂気な人達なのだろうとあきらめ、ビールから強い酒にオーダーを変えた…。