10月29日(火)
出張の影響が良い方に出て、営業にやたら気合いが入る。1日10件がナンボのもんじゃ。とにかく駆け足で書店さんを廻り、休憩も不要。何かひとつ吹っ切れた気分で仕事に取り組めるようになった。
渋谷のH書店さんへ行って、Hさんとお話。先週から書店員さんとの話題はほとんどハリーポッター一色だ。○○書店は初日に××部売ったとか、△△系列は全店で、□万部販売したとか。実はかなり多くの書店員さんが売れ行きに対して懐疑的な想いをもっていたので、初日からのこのフィーバーと爆発的な売れ行きに驚き、満足している様子。まだまだ映画化で話題は集まるは、これから読む人も増えるだろうと、年末まで在庫を切らさないよう勝負が続いている。
Hさんはそんなハリーポッターの売れ行きを前にこんなことを話した。
「CDとかゲームとかはもっと昔からこうやって煽って売ってきたんですよね。出版業界も遅れてそこに到達したのかな…」
僕は何だかそれはそれでちょっと嫌な方向になるんじゃないかと思いつつ、話を聞いていた。するとHさんも同じような想いだったようで
「なんかこればっかりになったらイヤですね」
本が本の力で売れる。テレビや広告やマスコミの影響ではなく、しっかりと長く売れる。そういう時代はもう来ないのだろうか。