WEB本の雑誌

12月12日(木)

 新越谷にあるA書店Sさんは、このお店が出来たときに新卒採用されたまだ若い書店員さんだ。入社4年目くらいになるんだろうか? ちょっと正確な年数がわからないが、これから中堅になっていくまさに成長過程の書店員さんである。

 そのSさんを訪問して営業話が一段落ついたとき、
「杉江さん、今、私、お店に来て頂いた営業さんみんなに聞いているんですけど、他の書店さんで売れている本教えてくれませんか?」
とSさんから質問された。

 もちろん書店さんによって売れ筋は違う。だからこの質問に対して営業マンが答えた本を揃えれば、すぐに売れるというわけではないだろう。でも、ヒントはたくさん転がっているだろうし、その中からSさんがお店に合いそうなものをセレクトすればいいのだ。何よりもその真剣さが伝わって来て、思わず涙がこぼれ落ちそうになってしまった。

 そして僕は思いつくまま日頃、他の書店さんで話題になっている本を紹介した。そのほとんどが既にお店に並んでいるもので、何もヒントにならなかったのがすごく残念だったが…。(しかしそれにしてもあまりに本が売れていないので、売れている本というのが存在しないことに気づいた)

 Sさん、これからも辞めたりしないで、長く長く書店員さんでいてください。そして僕も成長し続けるSさんに愛想を尽かされないよう、立派な営業マンになりたいと思ってます。