3月14日(月)
お気に入りの新刊『情報ぴかれすく』中場利一著の搬入。やはり本が出来上がってくる誕生日はうれしいもので、本を撫でつつ匂いをかいでしまう。中場さん、営業頑張ります!
その後は営業に出かける。新刊営業は4月の『増刊 本屋大賞2005』と5月出版予定のファン垂涎の清原なつの単行本未収録作品集『清原なつの忘れ物BOX』全2巻(1巻タイトル=サボテン姫とイグアナ王子、2巻タイトル=二十歳のバースディ・プレート)。
いつもの文芸書売場以外にコミック売場にもお邪魔させていただき、慣れないコミック営業。いつもと違った雰囲気にとまどいつつも、知らないことばかりなので、「どちて坊や」化し、いろいろと質問してしまう。
そういえば『本の雑誌』4月号に掲載されていた書店員ガス抜き座談会のなかで、「努力したってたぶん1%ぐらいしか売上は伸びないから…」なんて自虐的な発言がされていたのだが、本当にそうなんだろうか?と考える。
たとえば『千利休』なのだが、吉野朔実さんの本やサッカー関係で付き合いのあったコミック担当者さんあるいは文芸書売場でも面白そうじゃんと思って頂いた書店員さんが、一生懸命発売時期から面倒を見てくれていた。そしてそのお店はそろそろ三桁を超える販売冊数になろうとしているのだ。まあコミック売場の売れ行きからみたら100冊なんて何でもない数字かもしれないが、単価1700円を考えると通常のコミックの約4倍で、これは、なかなかのものなのではないかなんて自負したり…。
こういうの、やっぱり書店員さんの力なのではないのだろうか。それがもしかしたら数字として捉えたときに、1%くらいなのかもしれないけれど、お客さんの「あったよ!」という満足度は、その数字では表すことのできないほどの大きいのではないか。
なんてことを考えていたら兄貴からメールが入る。
「面白い本見つけたよ~。よしもとばなな『海のふた』(ロッキング・オン)読んでみ?」
兄貴よ、弟はこれでも結構成長してるんだぜ。